テキストサイズ

君とのステキなタシナミ

第1章 Case1-chapter1


身体が固まってしまった私は身じろぎ一つせず黙っていた。

また始まっちゃった。

君の手は、するりと私のパジャマの中に入った。すかさず私のおしりをなぞり始める。
揉んだり、割れ目に指を入れて撫でてみたり…。

「隆太…、くすぐったいんだけど…」

「ん、ごめん。なつみ、こっち向いて」

君の方を向いてみるけど、恥ずかしくて顔なんて見られない。

「手、出して」

私は黙って手を出した。差し出された私の手をつかんで布団の中へと引き込む。
そうして掴まされたのは、君のソレ。

「なつみ、これ掴んでて。」

反抗できるはずもない私は黙って頷いた。
君の手が私のアソコに再び伸びて触り始める。さすがにこの状況に感じ始めた。

ハァ…ハァ…

お互いに息が荒くなってきた。
君の手もより激しく動くようになった。

「ねえ…なつみ…」

「なぁに…」

「あの、さ、手、握って…」

「え?」

「だからっ…こうして」

君は、ソレを握っている私の手を強く握って動かした。

「こう?」

「うん…いい感じ。それずっとやってて」



小学生の私達には、喘ぐという概念も、性交渉ただそれだけに集中するという概念もなかった。
それまで黙っていたが、気まずい雰囲気に耐えられなかったのか君はこういった。

「なつみはいつから学校…?」

「ええっと、ええと、…」

そんなの答えられる余裕ない。君だって聞く余裕なかったでしょう?

そんな無意味極まりない会話をしながら、数十分ほど小学生レベルのつたない初めての交渉を続けた。

数十分の間もたまに君は私の向きを変えたり、私を抱き締めたり、ソレを私のお尻にはさませたり。
そして、ふとした拍子にお互いの吐息が聞こえたり、耳にかかったり…
私はそれだけでも無償にアソコがキュンキュンしてさらに息が荒くなった。

「寝よっか。なつみ」

「うん。」


そうして、2人は何事もなかったかのように夢の世界に落ちていった。

End

ストーリーメニュー

TOPTOPへ