君とのステキなタシナミ
第9章 Case5-chapter1-
いずみ「さすがにそれは…」
しゅーと「だーかーら、拒否権は?」
いずみ「…ない…のは分かってるけど…」
しゅーと「彼氏さんとのトラウマ?」
いずみ「そういうわけでも…」
トラウマなんてないけど、私が一人でしてるところを人に見られるなんて例えしゅーとでも嫌だった。
ちっぽけな私のプライドが嫌がった。
しゅーと「じゃあなんでやなの?」
いずみ「…なんとな…く?」
しゅーと「…」
やばい、しゅーとの表情が一変して消えた。
いずみ「ごめ…」
しゅーと「じゃあやんの?」
いずみ「だからそれはさすがに…」
しゅーと「そっか!」
ニコッと笑って私の手をつかむ。
しゅーと「こっちこい」
引っ張られるままに行くと、しゅーとはどこからか取り出したベルトで手をしばった。
そして、しゅーとの部屋にあった本棚の所へ連れて行かれる。
本棚の側面には、フックがついていた。
いずみの悪い予感通り、そこに引っ掛けられる。