10年愛
第1章 『初恋』
未来ちゃんと話しながら、
20分程で我が家に着いた。
未来ちゃんと私の家は割りと近くで、
10分ぐらいの所に合った。
「じゃあ未来ちゃん、また明日ね。」
「うん。華恋ちゃん明日ね。
バイバイ♪」
我が家はお父さんが割りと有名な、
会社に努めていてお父さんは、
役職こそ着いてないけどそれなりに、
ちゃんとした生活は送れて居た。
そりゃ、大金持ちの暮らしを、
夢みた頃もあったけど今は、
当たり前の生活を毎日当たり前に、
送れる事こそ幸せなんだと、
やっと最近思えるようになった。
「……お母さんただいま♪……」
「……華恋……お帰り~
ケーキあるわよ♪
手洗ってらっしゃい♪」
「……わあい。やった♪……」
……ほらね……
こういう何気ない日常がきっと、
幸せなんだよ。
私は手を洗いウガイをすると、
お母さんが待つリビングに行った。
「……華恋……
どれがいい?」
「……わあ、お母さん……
全部美味しそうね♪
じゃあイチゴ♪」
「……ふふ♪……華恋は
やっぱりイチゴを選ぶと、
思ったわ♪」
「……えへへ♪……」
私は小さい頃からイチゴが、
大好きなのだ♪