
聖なる日
第2章 悪夢の始まり
【次の日】
僕が学校へ行くと
一番会いたくない人が門に立ってて
「おぉ!
大野!おはよう!」
「・・・お、おはようございます」
「昨日の顔可愛かったよ
今日もよろしくな?」
急に耳元で話してくる先生
「えっ?」
「学校が終わったら門の前で待ってろ」
「・・・」
「帰ったらどうなるか分かってるよな」
その言葉だけで
昨日の事がフラッシュバックする
「・・・」
そして僕は小さく顔を縦にふる
先生はそんな僕の頭を
ポンポンと叩く
僕は今にも泣きそうで
急いで学校のトイレに駆け込んだ
なんで僕が・・・
僕の目はいくつもの涙が出て来て
歯止めが効かなくなってしまって
1時間目の授業では
お腹が痛かったと欠席をした
刻々と近づく学校終了の時刻
周りの皆の高まっていく感情とは真逆で
僕は恐怖とただただ戦っていた
『キーンコーンカーンコーン』
僕は重たい足を引きずりながら
門まで行った
門を通る人達は
遊ぶ約束など楽しそうに話している
少しすると
見覚えのある影が近づいてくる
「じゃぁ行こっか」
それは他の誰でもない
昨日の続きをすると言った
今川先生だ
「・・・はい・・・」
先生は周りを気にして
僕の背中に手を置きながら歩きだした
先生の手が置かれた背中は
冷たくて
これからの事を考えると
すぐにでも逃げ出したかった
けど
置いてあるように見える手は
ガッチリと僕を押さえつけていて
僕を絶対に逃がさない
とでも言うようで
僕は下を向いて
体の震えを必死に抑えていた
「ここだよ」
下を向いていて
分からなかったけど
路地裏の薄暗い所に来ていた
その中でひときわ明るい建物があって
" HOTEL"の文字に唾を飲む
「じゃぁ入ろっか?」
そして先生はさっきよりも力強く
背中に手を押し付けた
僕が学校へ行くと
一番会いたくない人が門に立ってて
「おぉ!
大野!おはよう!」
「・・・お、おはようございます」
「昨日の顔可愛かったよ
今日もよろしくな?」
急に耳元で話してくる先生
「えっ?」
「学校が終わったら門の前で待ってろ」
「・・・」
「帰ったらどうなるか分かってるよな」
その言葉だけで
昨日の事がフラッシュバックする
「・・・」
そして僕は小さく顔を縦にふる
先生はそんな僕の頭を
ポンポンと叩く
僕は今にも泣きそうで
急いで学校のトイレに駆け込んだ
なんで僕が・・・
僕の目はいくつもの涙が出て来て
歯止めが効かなくなってしまって
1時間目の授業では
お腹が痛かったと欠席をした
刻々と近づく学校終了の時刻
周りの皆の高まっていく感情とは真逆で
僕は恐怖とただただ戦っていた
『キーンコーンカーンコーン』
僕は重たい足を引きずりながら
門まで行った
門を通る人達は
遊ぶ約束など楽しそうに話している
少しすると
見覚えのある影が近づいてくる
「じゃぁ行こっか」
それは他の誰でもない
昨日の続きをすると言った
今川先生だ
「・・・はい・・・」
先生は周りを気にして
僕の背中に手を置きながら歩きだした
先生の手が置かれた背中は
冷たくて
これからの事を考えると
すぐにでも逃げ出したかった
けど
置いてあるように見える手は
ガッチリと僕を押さえつけていて
僕を絶対に逃がさない
とでも言うようで
僕は下を向いて
体の震えを必死に抑えていた
「ここだよ」
下を向いていて
分からなかったけど
路地裏の薄暗い所に来ていた
その中でひときわ明るい建物があって
" HOTEL"の文字に唾を飲む
「じゃぁ入ろっか?」
そして先生はさっきよりも力強く
背中に手を押し付けた
