素晴らしき世界
第15章 それはやっぱりあなたでした
チャラ男は、慌ててジーパンを上げた。
相「初めまして、相葉雅紀です。
よろしくお願いします!」
物凄い勢いで頭を下げた。
意外に礼儀正しいヤツだな……
潤「どうしたの?その髪の毛?」
相「あっ?これねぇ……」
頭をワシャワシャと掻きながら苦笑いする。
潤「どうせ、染めてる途中で寝ちゃって
放置しすぎたんでしょ?」
相「へへっ……」
どうやら潤の推理は正解らしい。
潤「服装もいつもと違うね?」
相「仕込み手伝ってたら、
豪快に材料をこぼしちゃって……
松にぃの昔の服を借りたんだ。
大きいから、すぐズレるんだよ」
話している間にもズルズル下がっていく。
潤はまるで俺の誤解を解くように
相葉くんに今の状態を説明させる。
俺の不機嫌な態度に気づかない訳がない。
だからこそ、相葉くん自身に
伝えさせたかったんだろうな……
相「ほんと、こんな格好ですみません」
相葉くんは深々と頭を下げる。
人は見た目で判断しちゃダメだな……
「気にしないで。
これからも潤と仲良くしてやってくれ」
相「はい、もちろんです!大切にします!」
「たっ、大切……?」
相「いやっ、あのっ……
たっ、大切なとっ、友達なんで!」
顔を真っ赤にして慌ててる相葉くん。
潤は耳まで真っ赤にして下を向いている。
もしかしたら、潤の恋は……
松「お前、バカかっ!」
また亭主に頭を叩かれた。
相「もう、力加減してよ!」
松「バカだけど、根はいいヤツなんで。
これからもよろしくお願いします!」
相葉くんの後頭部を手で押さえて、
二人で頭を下げた。
「頭を上げてください。
十分、伝わってますから!」
松「いやっ、俺の気がすまない」
亭主は関係ないような気が……
松「今日はお代は要らないから、
腹一杯食べて帰ってくれ!」
「ちょっ……」
俺の言葉を聞かず、厨房に消えていった。
相「松にぃ、言い出したら聞かないから……
遠慮せず、食べてください」
ニコッと笑って相葉くんも
厨房に消えていった。
暫くすると、目の前に
たくさんの料理が並んでいた。
俺は思わず潤と目を合わせた。
これ、全部食べれるかな……
松「さっ、遠慮なく食べて!」
残したら後が怖いし……
「いただきます」
あっ、美味しそう……
俺は煮魚に箸を伸ばし口へ運んだ。
相「初めまして、相葉雅紀です。
よろしくお願いします!」
物凄い勢いで頭を下げた。
意外に礼儀正しいヤツだな……
潤「どうしたの?その髪の毛?」
相「あっ?これねぇ……」
頭をワシャワシャと掻きながら苦笑いする。
潤「どうせ、染めてる途中で寝ちゃって
放置しすぎたんでしょ?」
相「へへっ……」
どうやら潤の推理は正解らしい。
潤「服装もいつもと違うね?」
相「仕込み手伝ってたら、
豪快に材料をこぼしちゃって……
松にぃの昔の服を借りたんだ。
大きいから、すぐズレるんだよ」
話している間にもズルズル下がっていく。
潤はまるで俺の誤解を解くように
相葉くんに今の状態を説明させる。
俺の不機嫌な態度に気づかない訳がない。
だからこそ、相葉くん自身に
伝えさせたかったんだろうな……
相「ほんと、こんな格好ですみません」
相葉くんは深々と頭を下げる。
人は見た目で判断しちゃダメだな……
「気にしないで。
これからも潤と仲良くしてやってくれ」
相「はい、もちろんです!大切にします!」
「たっ、大切……?」
相「いやっ、あのっ……
たっ、大切なとっ、友達なんで!」
顔を真っ赤にして慌ててる相葉くん。
潤は耳まで真っ赤にして下を向いている。
もしかしたら、潤の恋は……
松「お前、バカかっ!」
また亭主に頭を叩かれた。
相「もう、力加減してよ!」
松「バカだけど、根はいいヤツなんで。
これからもよろしくお願いします!」
相葉くんの後頭部を手で押さえて、
二人で頭を下げた。
「頭を上げてください。
十分、伝わってますから!」
松「いやっ、俺の気がすまない」
亭主は関係ないような気が……
松「今日はお代は要らないから、
腹一杯食べて帰ってくれ!」
「ちょっ……」
俺の言葉を聞かず、厨房に消えていった。
相「松にぃ、言い出したら聞かないから……
遠慮せず、食べてください」
ニコッと笑って相葉くんも
厨房に消えていった。
暫くすると、目の前に
たくさんの料理が並んでいた。
俺は思わず潤と目を合わせた。
これ、全部食べれるかな……
松「さっ、遠慮なく食べて!」
残したら後が怖いし……
「いただきます」
あっ、美味しそう……
俺は煮魚に箸を伸ばし口へ運んだ。