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【和也side】

お互いの服を脱がせる。

それだけの行為なのに、
また身体が熱を帯びていく。

細身だけど、筋肉も適度について
男らしい智の身体。


身体に触れたい……


手を伸ばし、
指でスーっと智の肌に這わせると
ピクっと智の身体が跳ねた。

そのまま胸に手を当てると
心臓の鼓動をダイレクトに感じた。

ますます早くなる鼓動……

その理由が自分だと思うと
嬉しくてたまらない。

智が胸に当てていた手を取ると、
唇に近づける。

指の一本一本にキスを落としていく。

その艶っぽい仕草から目が離せない。

そして、ゆっくりとベッドに
身体を沈めてると、智の顔が近づいてくる。


もう、触れるだけのキスじゃ物足りない。


唇に触れたと同時に、首に手を回した。


もっと……

もっと、智をちょうだい……


唇の隙間から智の口内に侵入し、
余すことなく舌で堪能する。

離れる唇と唇の間には
どちらとも言えない液が糸を引く。

そして、潤んだ唇が俺の首筋を這う。

チュッと吸われたり、舌で舐められたり。

「あっ…んっ、んぁ…っ」

その度に聞こえる口から漏れる俺の声。

恥ずかしくて止めたいのに、
理性が快楽に覆われて
止めることができない。

そして智の唇は、
ゆっくりと輪郭辿り耳元で止まった。

智「もっと、声を聞かせて……」

鼓膜に響く、智の甘い声。

智の舌が耳の輪郭を辿っていく。

「あっ…んっ、いや…っ」

反対側の耳にも容赦なく、
刺激が与えられる。

ゆっくりと降りていく甘い刺激。

その先にあるものは……

「ああっ…」

胸の飾りをチュッと吸われる。

智「気持ちいいの？」

「あ…っ」

吐息が胸の飾りに触れるだけで、
上手く喋ることが出来ない。

智「もっと気持ちよくなって…」

片方は唇で刺激され、
もう片方は指で弄ばれる。

「ああっ…ぅん、…んあっ」

身体が刺激から逃れようと
上に動いてしまう。

大「ねぇ、下に誘導してるの？」

「いやっ…ちっ、違う…んっ」

俺は首を何回も横に振る。

きっと、智も気づいてる。

智の指がスーっと胸の飾りから
下へと移動していく。

智がある場所で手を止めて、
ズボン越しにゆるりと撫でた。

「ああっ、ダメ…っ！」

そこには窮屈そうに
ズボンを押し上げ主張する俺のモノがあった。