素晴らしき世界
第20章 2人の怪獣
「不思議?何で和の思ってることが
俺にわかるのか……気になる?」
またしても俺の思ってることを当てられる。
答えが知りたくて、首を縦に振る。
「それはね……
和の表情が教えてくれてるの」
「えっ?」
俺は思わず自分の顔を手で触った。
「自分では気づいてないと思うけど、
わかりやすいよ?寂しそうな顔したり、
さっきは物欲しげな顔……してたよ?」
嘘だろ……
思わず近くにあるクッションを掴み、
顔を埋める。
「でも、今日は珍しく仕事中も
気持ちがただ漏れだったよ?
久しぶりに俺との仕事だったから
嬉しかったんでしょー?」
……当たり前でしょ?
仕事でも2人だけってなかなかないもん。
それに相葉さんだってそうでしょ?
顔は見れないけど、
きっと相葉さんも嬉しい顔してる。
「さんまさんも気づいてたよ?」
「ふぇっ?」
衝撃の言葉に思わず顔を上げた。
「さんまさんとのトーク中に
チラチラ俺のこと見てるし、
いつも以上に俺のトークに入ってたよ?」
無意識な俺の行動に
恥ずかしさが込み上げ、顔が熱くなる。
「で、セットチェンジ中に聞かれたの。
『お前ら付き合ってんのか?』って」
「まさか……」
「『はい』って言ったよ」
満面の笑みで答えるから
ぐうの音も出なかった。
そうだよな……
好きな人ができたら言うって言ってたもん。
嘘つく人じゃないもん。
ん?でも、待てよ……
じゃあ、あの楽屋の会話おかしくない?
俺はある答えを導き出した。
2人して俺をからかったんだ……
持っていたソファーをおもいっきり
相葉さんの顔に向けて投げた。
「もう……至近距離でそれは痛いよ」
「煩い、あいばか!」
相葉さんが持ってたクッションを奪い、
もう一度投げようと振り上げた瞬間、
手首をグッと掴まれ、動きを制限された。
「じゃあ、今度は俺の番ね?
今、何考えてるか……わかる?」
俺を見つめる瞳は
いつもの優しい相葉さんの目じゃない。
俺を射貫くような眼光。
「その顔は、俺の考えている事が
わかってるって思っていいよね?」
俺はゆっくりと頷いた。
俺にわかるのか……気になる?」
またしても俺の思ってることを当てられる。
答えが知りたくて、首を縦に振る。
「それはね……
和の表情が教えてくれてるの」
「えっ?」
俺は思わず自分の顔を手で触った。
「自分では気づいてないと思うけど、
わかりやすいよ?寂しそうな顔したり、
さっきは物欲しげな顔……してたよ?」
嘘だろ……
思わず近くにあるクッションを掴み、
顔を埋める。
「でも、今日は珍しく仕事中も
気持ちがただ漏れだったよ?
久しぶりに俺との仕事だったから
嬉しかったんでしょー?」
……当たり前でしょ?
仕事でも2人だけってなかなかないもん。
それに相葉さんだってそうでしょ?
顔は見れないけど、
きっと相葉さんも嬉しい顔してる。
「さんまさんも気づいてたよ?」
「ふぇっ?」
衝撃の言葉に思わず顔を上げた。
「さんまさんとのトーク中に
チラチラ俺のこと見てるし、
いつも以上に俺のトークに入ってたよ?」
無意識な俺の行動に
恥ずかしさが込み上げ、顔が熱くなる。
「で、セットチェンジ中に聞かれたの。
『お前ら付き合ってんのか?』って」
「まさか……」
「『はい』って言ったよ」
満面の笑みで答えるから
ぐうの音も出なかった。
そうだよな……
好きな人ができたら言うって言ってたもん。
嘘つく人じゃないもん。
ん?でも、待てよ……
じゃあ、あの楽屋の会話おかしくない?
俺はある答えを導き出した。
2人して俺をからかったんだ……
持っていたソファーをおもいっきり
相葉さんの顔に向けて投げた。
「もう……至近距離でそれは痛いよ」
「煩い、あいばか!」
相葉さんが持ってたクッションを奪い、
もう一度投げようと振り上げた瞬間、
手首をグッと掴まれ、動きを制限された。
「じゃあ、今度は俺の番ね?
今、何考えてるか……わかる?」
俺を見つめる瞳は
いつもの優しい相葉さんの目じゃない。
俺を射貫くような眼光。
「その顔は、俺の考えている事が
わかってるって思っていいよね?」
俺はゆっくりと頷いた。