素晴らしき世界
第21章 嫌いの向こう側
ニノが撮影に発つ前の
最後のレギュラー収録が終わった。
「この後、予定ある?」
衣装から私服に着替えているニノに
翔くんが声をかける。
「特に無いよ?」
「じゃあ、メシいかね?」
「いいよ」
その言葉を聞いて、
大慌てでリーダーと相葉くんが着替える。
「何で、2人が慌ててるんですか?」
「俺たちも行くんだもん。ねっ?リーダー」
小首を傾げて嬉しそうにリーダーを見る。
「おう!」
俺はいつも通り、帰り支度を始める。
「潤くんも?」
「うん。行くよ」
「みんなで行くの?」
「せいかーい!」
相葉くんはニノに近づき、
肩に手を回しグッと引き寄せた。
「近いから相葉さん」
手を突っ張り、離れようとする。
「送別会ってとこかな?店も予約済み。
もうすぐ出発だろ?」
スケジュールの把握能力、
準備のいい翔くんには頭が下がる。
特に食事に関してはこだわりが半端ない。
「そうだけど、大袈裟だよ」
苦笑いするニノにリーダーが
「まぁ、いいじゃん。
俺たちの奢りだし……行こ?」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「ほら、松潤も早く行くよ?」
いつの間にか相葉くんは
楽屋のドアの前に立っていた。
「はしゃぎ過ぎだから……」
そんな相葉くんを先頭に
俺たちは楽屋を後にした。
着いたのは個室のある焼肉屋。
「何で、肉なのよ……」
ガックリと項垂れるニノ。
「海外行く前に体力つけなきゃ」
着いて早々、メニューを開いた。
「お前が決めるんじゃないよ!」
もう一つあったメニューで
翔くんが相葉くんの頭を叩く。
「いいよ?俺、肉とかの種類
良く知らないから相葉さん決めてくれる?」
「了解!」
早速店員さんを呼んで、
翔さんと一緒に注文していく。
おいおい、注文し過ぎじゃね?
そんなに食えるのか?
誰か、止めろよ……
リーダーを見たら今にも目が閉じそう。
このタイミングで眠くなる?
ニノを見ると、
その光景を嬉しそうに見ていた。
まぁ、いっか……
止めなかった事、後悔するなよ?
俺が焼くからみんなちゃんと食べろよ?
最後のレギュラー収録が終わった。
「この後、予定ある?」
衣装から私服に着替えているニノに
翔くんが声をかける。
「特に無いよ?」
「じゃあ、メシいかね?」
「いいよ」
その言葉を聞いて、
大慌てでリーダーと相葉くんが着替える。
「何で、2人が慌ててるんですか?」
「俺たちも行くんだもん。ねっ?リーダー」
小首を傾げて嬉しそうにリーダーを見る。
「おう!」
俺はいつも通り、帰り支度を始める。
「潤くんも?」
「うん。行くよ」
「みんなで行くの?」
「せいかーい!」
相葉くんはニノに近づき、
肩に手を回しグッと引き寄せた。
「近いから相葉さん」
手を突っ張り、離れようとする。
「送別会ってとこかな?店も予約済み。
もうすぐ出発だろ?」
スケジュールの把握能力、
準備のいい翔くんには頭が下がる。
特に食事に関してはこだわりが半端ない。
「そうだけど、大袈裟だよ」
苦笑いするニノにリーダーが
「まぁ、いいじゃん。
俺たちの奢りだし……行こ?」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「ほら、松潤も早く行くよ?」
いつの間にか相葉くんは
楽屋のドアの前に立っていた。
「はしゃぎ過ぎだから……」
そんな相葉くんを先頭に
俺たちは楽屋を後にした。
着いたのは個室のある焼肉屋。
「何で、肉なのよ……」
ガックリと項垂れるニノ。
「海外行く前に体力つけなきゃ」
着いて早々、メニューを開いた。
「お前が決めるんじゃないよ!」
もう一つあったメニューで
翔くんが相葉くんの頭を叩く。
「いいよ?俺、肉とかの種類
良く知らないから相葉さん決めてくれる?」
「了解!」
早速店員さんを呼んで、
翔さんと一緒に注文していく。
おいおい、注文し過ぎじゃね?
そんなに食えるのか?
誰か、止めろよ……
リーダーを見たら今にも目が閉じそう。
このタイミングで眠くなる?
ニノを見ると、
その光景を嬉しそうに見ていた。
まぁ、いっか……
止めなかった事、後悔するなよ?
俺が焼くからみんなちゃんと食べろよ?