
素晴らしき世界
第21章 嫌いの向こう側
それはきっと幻じゃない~♪
「何、俺のソロ観て
ニヤニヤしてるんですか?」
和がソファーの前にあるテーブルに
コーヒーを置いて隣に座る。
「昔の事を思い出してた」
リモコンをテーブルに置いて、
和をギュッと抱きしめた。
今も昔もこの抱き心地は変わらない。
すっぽりと俺の胸の中に納まるサイズ。
「どうせまた、イヤラシイ事でしょ?」
上目遣いで睨んでくるけど、
全く迫力がないんだよな……
寧ろ、可愛いんだけど気づいてる?
煽ってんのかな?
「イヤラシイ事、思い出そうとしたら
和が邪魔したんだよ」
「じゃあ、俺いいヤツじゃん。
ちゃんと軌道修正させたんだから。
お仕事モードに……」
あっ、すっかり忘れてた……
アリーナツアーに向け、
構想練る為に昔の映像観てたんだった。
「ありがとう、和」
さらにギュッと抱きしめた。
「言ってることと、
やってることが違うじゃん!」
「だって、和が離れてくれないから」
「潤のバカ力のせいで抜け出せないの」
相変わらず天邪鬼な性格も昔から変わらない。
そう、あの日からずっと……
そっと背中に回した腕の力を緩め、
身体を離すと寂しそうに俺を見つめる。
和だって言ってることと
目が求めていることが違うよ?
頬を両手で包むとピクっと身体が震えた。
ゆっくりと顔を近づけると、
和も目を閉じて、俺の唇が触れるのを待つ。
最初は触れるだけのキス。
それから角度をつけてキスしたり、
上唇だけキスしたり、下唇だけキスする。
和、もっと欲しいでしょ?
唇を離すと、
頬を紅く染め潤んだ瞳で和が俺を見る。
それは受諾の合図。
次を期待している瞳。
俺はそれに応えるだけ……
少し開いた口が俺の舌の侵入を待ちわびる。
スルリと入った舌がカズの舌を絡め取る。
「んっ……あっ……ぅん」
テレビから聞こえる和のソロパートと
キスの合間に聞こえる和の吐息。
どっちも大好きだけど、
今は俺だけの『和』を堪能したい。
唇を離すと、俺はテレビを消した。
「何、俺のソロ観て
ニヤニヤしてるんですか?」
和がソファーの前にあるテーブルに
コーヒーを置いて隣に座る。
「昔の事を思い出してた」
リモコンをテーブルに置いて、
和をギュッと抱きしめた。
今も昔もこの抱き心地は変わらない。
すっぽりと俺の胸の中に納まるサイズ。
「どうせまた、イヤラシイ事でしょ?」
上目遣いで睨んでくるけど、
全く迫力がないんだよな……
寧ろ、可愛いんだけど気づいてる?
煽ってんのかな?
「イヤラシイ事、思い出そうとしたら
和が邪魔したんだよ」
「じゃあ、俺いいヤツじゃん。
ちゃんと軌道修正させたんだから。
お仕事モードに……」
あっ、すっかり忘れてた……
アリーナツアーに向け、
構想練る為に昔の映像観てたんだった。
「ありがとう、和」
さらにギュッと抱きしめた。
「言ってることと、
やってることが違うじゃん!」
「だって、和が離れてくれないから」
「潤のバカ力のせいで抜け出せないの」
相変わらず天邪鬼な性格も昔から変わらない。
そう、あの日からずっと……
そっと背中に回した腕の力を緩め、
身体を離すと寂しそうに俺を見つめる。
和だって言ってることと
目が求めていることが違うよ?
頬を両手で包むとピクっと身体が震えた。
ゆっくりと顔を近づけると、
和も目を閉じて、俺の唇が触れるのを待つ。
最初は触れるだけのキス。
それから角度をつけてキスしたり、
上唇だけキスしたり、下唇だけキスする。
和、もっと欲しいでしょ?
唇を離すと、
頬を紅く染め潤んだ瞳で和が俺を見る。
それは受諾の合図。
次を期待している瞳。
俺はそれに応えるだけ……
少し開いた口が俺の舌の侵入を待ちわびる。
スルリと入った舌がカズの舌を絡め取る。
「んっ……あっ……ぅん」
テレビから聞こえる和のソロパートと
キスの合間に聞こえる和の吐息。
どっちも大好きだけど、
今は俺だけの『和』を堪能したい。
唇を離すと、俺はテレビを消した。
