素晴らしき世界
第29章 夢か幻か
「ホントに?」
「ホントだよ」
「嘘だ……嘘だよ」
「嘘じゃないよ」
「ホントに?ホントに?」
目をパチパチさせて、何度も俺に聞いてくる。
それは仕方のない事かもしれない。
俺だって信じられない。
男だから……
親友だから……
たくさんの壁があって諦めていた恋が、
ニノからの突然の告白によって実った。
「もう一回、言って?」
頬を赤らめたニノが上目遣いに俺を見る。
「俺の事……俺の事……」
俺を見つめる琥珀色の瞳がゆらゆら揺れる。
何回でも言ってあげるよ?
「ニノの事……大好きだよ」
頬を手で優しく包み込むと、
自分の顔を近づけてそっと唇に触れた。
「ニノは?」
俺ももう一度……ちゃんと聞きたい。
「おっ、俺は……言わない!」
「えぇぇぇぇ!そこは言う所じゃん!」
「一回しか言わないって言ったでしょ!」
さっきまでの甘い雰囲気が嘘のように、
いつもの俺たちに戻った。
でも俺はもう、
そんな関係じゃ満足できないよ……
俺はギュッとニノを抱きしめた。
「ちょっ、相葉さん」
恥ずかしいのか必死に俺の腕から逃れようとする。
「好きなら……いいでしょ?」
耳元で囁くとピタッと動きを止め、
ゆっくりと俺の背中に手を回す。
ニノなりの『好き』という言葉としますか。
「何か、夢みたい」
「えっ?」
胸に顔を埋めていたニノが俺を見上げる。
「ニノとこんな風になるなんて」
「じゃあ、確かめてみる?」
ニヤリと笑うと、背中に回していた腕が離れ
俺の頬をニノの可愛い手が包む。
そして俺の頬をギュッと摘んだ。
「イタッ……ん?痛く……ない?」
嘘……嘘だろ?
「はっ?相葉さん?」
「もう一回、つねって」
「何言って……」
「お願いっ!」
ニノはギュッとまた俺の頬を摘む。
感覚はあるけど……
「痛くない!痛くないよ!」
「ちょっと相葉さん?」
「夢なの?えっ?えっ?
これって夢なのぉぉぉぉ!」
「ホントだよ」
「嘘だ……嘘だよ」
「嘘じゃないよ」
「ホントに?ホントに?」
目をパチパチさせて、何度も俺に聞いてくる。
それは仕方のない事かもしれない。
俺だって信じられない。
男だから……
親友だから……
たくさんの壁があって諦めていた恋が、
ニノからの突然の告白によって実った。
「もう一回、言って?」
頬を赤らめたニノが上目遣いに俺を見る。
「俺の事……俺の事……」
俺を見つめる琥珀色の瞳がゆらゆら揺れる。
何回でも言ってあげるよ?
「ニノの事……大好きだよ」
頬を手で優しく包み込むと、
自分の顔を近づけてそっと唇に触れた。
「ニノは?」
俺ももう一度……ちゃんと聞きたい。
「おっ、俺は……言わない!」
「えぇぇぇぇ!そこは言う所じゃん!」
「一回しか言わないって言ったでしょ!」
さっきまでの甘い雰囲気が嘘のように、
いつもの俺たちに戻った。
でも俺はもう、
そんな関係じゃ満足できないよ……
俺はギュッとニノを抱きしめた。
「ちょっ、相葉さん」
恥ずかしいのか必死に俺の腕から逃れようとする。
「好きなら……いいでしょ?」
耳元で囁くとピタッと動きを止め、
ゆっくりと俺の背中に手を回す。
ニノなりの『好き』という言葉としますか。
「何か、夢みたい」
「えっ?」
胸に顔を埋めていたニノが俺を見上げる。
「ニノとこんな風になるなんて」
「じゃあ、確かめてみる?」
ニヤリと笑うと、背中に回していた腕が離れ
俺の頬をニノの可愛い手が包む。
そして俺の頬をギュッと摘んだ。
「イタッ……ん?痛く……ない?」
嘘……嘘だろ?
「はっ?相葉さん?」
「もう一回、つねって」
「何言って……」
「お願いっ!」
ニノはギュッとまた俺の頬を摘む。
感覚はあるけど……
「痛くない!痛くないよ!」
「ちょっと相葉さん?」
「夢なの?えっ?えっ?
これって夢なのぉぉぉぉ!」