素晴らしき世界
第29章 夢か幻か
「俺も好きだよ。ニノの事」
夢と同じ様に伝えると、
夢と同じ様に頬に涙が流れ落ちた。
俺は顔に手を伸ばし、
ぽろぽろと落ち続ける涙を指で拭う。
「ホントに?ホントに?」
「ホントだよ」
「ねぇ、ホントに?」
「ホントだって」
夢と同じ様に何度も俺に聞いてくるから
思わず笑みが零れた。
「何、笑ってるんだよ」
口を少し尖らせて拗ねるニノが可愛くて
その唇にチュッとキスを落とした。
「なっ…なに、するの!」
「キスしたの」
「ハッキリ言うな!」
恥ずかしくなったのか、
がばっと俺に抱きつき顔を胸に隠した。
俺もニノを逃さない様にギュッと抱きしめる。
「あのさ……どんな夢だったの?」
「気になる?」
顔を埋めたままのニノがウンウンと頷く。
「今みたいにニノに告白される夢。
ホント、信じられなくて……
夢かもって思って冗談半分でニノに
頬を抓ってもらったら痛くなかったの」
「それで夢だって気が付いたの?」
クスクス笑いながらニノが俺を見上げる。
「そう、目が覚めで夢だってガッカリしたけど
ニノのお蔭で正夢になったよ」
チュッと額にキスを落とした。
これでキスの記録更新。
夢より多くできた。
これからもっともっと……
「ニノ……ん!」
再び頬を手で包み顔を近づけると、
寸前でニノの手の制止にあう。
「もしかしたらこれも夢かもしれないよ?
ちゃんと確かめないと……」
夢と同じようにニノがニヤリと笑った。
これは同じパターンだな……
「そんなはずないよ。絶対今は現実だ」
「じゃあ、確かめてみる?」
夢と同じように俺の頬をニノの可愛い手が包む。
よし、痛みよ……こいっ!
俺はギュッと目を瞑り身構える。
ニノが俺の頬をギュッと摘んだ。
「いた……くない」
「は?何言って……」
「痛くない!痛くないよ!」
自分で頬を思いっきり抓ったけど痛くない。
「相葉さん?ちょっと、大丈夫?」
心配そうに見つめるニノも夢の中のニノなの?
「うそぉぉぉぉ!これも夢なのぉぉぉぉ!」
夢と同じ様に伝えると、
夢と同じ様に頬に涙が流れ落ちた。
俺は顔に手を伸ばし、
ぽろぽろと落ち続ける涙を指で拭う。
「ホントに?ホントに?」
「ホントだよ」
「ねぇ、ホントに?」
「ホントだって」
夢と同じ様に何度も俺に聞いてくるから
思わず笑みが零れた。
「何、笑ってるんだよ」
口を少し尖らせて拗ねるニノが可愛くて
その唇にチュッとキスを落とした。
「なっ…なに、するの!」
「キスしたの」
「ハッキリ言うな!」
恥ずかしくなったのか、
がばっと俺に抱きつき顔を胸に隠した。
俺もニノを逃さない様にギュッと抱きしめる。
「あのさ……どんな夢だったの?」
「気になる?」
顔を埋めたままのニノがウンウンと頷く。
「今みたいにニノに告白される夢。
ホント、信じられなくて……
夢かもって思って冗談半分でニノに
頬を抓ってもらったら痛くなかったの」
「それで夢だって気が付いたの?」
クスクス笑いながらニノが俺を見上げる。
「そう、目が覚めで夢だってガッカリしたけど
ニノのお蔭で正夢になったよ」
チュッと額にキスを落とした。
これでキスの記録更新。
夢より多くできた。
これからもっともっと……
「ニノ……ん!」
再び頬を手で包み顔を近づけると、
寸前でニノの手の制止にあう。
「もしかしたらこれも夢かもしれないよ?
ちゃんと確かめないと……」
夢と同じようにニノがニヤリと笑った。
これは同じパターンだな……
「そんなはずないよ。絶対今は現実だ」
「じゃあ、確かめてみる?」
夢と同じように俺の頬をニノの可愛い手が包む。
よし、痛みよ……こいっ!
俺はギュッと目を瞑り身構える。
ニノが俺の頬をギュッと摘んだ。
「いた……くない」
「は?何言って……」
「痛くない!痛くないよ!」
自分で頬を思いっきり抓ったけど痛くない。
「相葉さん?ちょっと、大丈夫?」
心配そうに見つめるニノも夢の中のニノなの?
「うそぉぉぉぉ!これも夢なのぉぉぉぉ!」