素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
可能性としては、
嵐全体の仕事が俺以外の誰かの仕事。
俺の仕事であれば俺が知っているはず。
一応、大きな仕事に関しては
事前に連絡が入る。
それを受けるか受けないかの判断を
本人に委ねてくれる。
だぶん、誰も断った事はないだろうけど……
だって滅多に経験できない仕事。
『嵐』にとっても『自分』にとっても
必ずプラスになる挑戦だから。
だから俺も去年……
ん?
確か、去年の今頃に楽屋に来て
紅白歌合戦の司会が俺に決まった事を
メンバーに報告したよ……な。
もしかして……
「さすが経験者は察しがいいわね」
俺と目が合ったマネージャーは
にっこりと笑った。
「今年もNHKさんから
紅白歌合戦の司会の話が来たの」
「マジで?」
潤が驚きの声を上げる。
リーダーは口をあんぐり開けて
ビックリしている。
このリアクションだと、
2人が個人で司会をする事ははないだろう。
それに対して、
翔ちゃんとニノは全くリアクションしない。
それがいつもと何ら変わらないから
予想をする事が出来ない。
可能性としては嵐全員で司会か、
翔ちゃんもしくはニノの個人で司会。
個人ならやっぱり翔ちゃんが妥当だよな。
もしくは再度、嵐全員で司会。
……どっちだ?
「二宮が司会に決まったから」
その言葉に視線が一斉にニノに向いた。
ニノは俺たちにペコリと頭を下げると
何事も無かったかのようにイヤホンをつける。
「相葉の時のようにバックアップ宜しくね」
「はい、わかりました」
翔ちゃんの返事を聞いて、
マネージャーは楽屋を後にした。
ニノが落ち着いているせいか……
あっさりと紅白司会決定の報告は終わり、
またいつもの楽屋風景に戻った。
嵐全体の仕事が俺以外の誰かの仕事。
俺の仕事であれば俺が知っているはず。
一応、大きな仕事に関しては
事前に連絡が入る。
それを受けるか受けないかの判断を
本人に委ねてくれる。
だぶん、誰も断った事はないだろうけど……
だって滅多に経験できない仕事。
『嵐』にとっても『自分』にとっても
必ずプラスになる挑戦だから。
だから俺も去年……
ん?
確か、去年の今頃に楽屋に来て
紅白歌合戦の司会が俺に決まった事を
メンバーに報告したよ……な。
もしかして……
「さすが経験者は察しがいいわね」
俺と目が合ったマネージャーは
にっこりと笑った。
「今年もNHKさんから
紅白歌合戦の司会の話が来たの」
「マジで?」
潤が驚きの声を上げる。
リーダーは口をあんぐり開けて
ビックリしている。
このリアクションだと、
2人が個人で司会をする事ははないだろう。
それに対して、
翔ちゃんとニノは全くリアクションしない。
それがいつもと何ら変わらないから
予想をする事が出来ない。
可能性としては嵐全員で司会か、
翔ちゃんもしくはニノの個人で司会。
個人ならやっぱり翔ちゃんが妥当だよな。
もしくは再度、嵐全員で司会。
……どっちだ?
「二宮が司会に決まったから」
その言葉に視線が一斉にニノに向いた。
ニノは俺たちにペコリと頭を下げると
何事も無かったかのようにイヤホンをつける。
「相葉の時のようにバックアップ宜しくね」
「はい、わかりました」
翔ちゃんの返事を聞いて、
マネージャーは楽屋を後にした。
ニノが落ち着いているせいか……
あっさりと紅白司会決定の報告は終わり、
またいつもの楽屋風景に戻った。