素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
「もうわかったから……」
もちっとした頬を優しく包み込むと、
ピタッと口の動きは止まった。
ニノは直接的なアプローチに弱い。
「ニノが俺を好きだって事」
「なっ、何バカな事言ってんの!
頭打っておかしくなったんじゃない?」
プイッとそっぽを向くニノ。
核心をつくとすぐに逃げちゃうんだから……
「だってさ、俺の間違いに
それだけ気がついてるって事は……」
頬を包んでる手に力を入れて、
俺の方を向かせた。
「それだけ俺の事、見てるってことでしょ?」
俺の言葉に一気に顔を赤に染めた。
ふふっ、今日は俺の勝ちだね?
そして何とか反論しようと唇を
モゴモゴとさせているが言葉は出ない。
久しぶりに見たその姿が可愛くて、
俺はその唇にチュッとキスを落とした。
「俺も……好きだよ」
「聞いて……ない」
小さな声で憎まれ口を叩いたって、
大した迫力もないんだけどね。
俺はニノを引き寄せ、ギュッと抱きしめた。
「ニノ……大丈夫?」
この華奢な身体で、
これから大きなプレッシャーと戦う。
いや、既に戦っている。
きっと世間の目と……
でも、ニノはいつもと変わらない。
本当に変わってない?
変わってない自分を演じてる?
俺はバカだから、
言ってくれなきゃわかんない。
ふとした変化になんて気がつける自信はない。
だから俺は紅白の司会がマスコミに
発表された次の日のVS嵐の収録後に
ニノの家に押しかけた。
少し大きな荷物を持って……
俺はずっとそばにいるって決めたんだ。
そばにいなきゃ何も気がつけない。
そばにいなきゃすぐに助けてられない。
どんな事であっても、
俺はニノの一番でいたいんだ……
もちっとした頬を優しく包み込むと、
ピタッと口の動きは止まった。
ニノは直接的なアプローチに弱い。
「ニノが俺を好きだって事」
「なっ、何バカな事言ってんの!
頭打っておかしくなったんじゃない?」
プイッとそっぽを向くニノ。
核心をつくとすぐに逃げちゃうんだから……
「だってさ、俺の間違いに
それだけ気がついてるって事は……」
頬を包んでる手に力を入れて、
俺の方を向かせた。
「それだけ俺の事、見てるってことでしょ?」
俺の言葉に一気に顔を赤に染めた。
ふふっ、今日は俺の勝ちだね?
そして何とか反論しようと唇を
モゴモゴとさせているが言葉は出ない。
久しぶりに見たその姿が可愛くて、
俺はその唇にチュッとキスを落とした。
「俺も……好きだよ」
「聞いて……ない」
小さな声で憎まれ口を叩いたって、
大した迫力もないんだけどね。
俺はニノを引き寄せ、ギュッと抱きしめた。
「ニノ……大丈夫?」
この華奢な身体で、
これから大きなプレッシャーと戦う。
いや、既に戦っている。
きっと世間の目と……
でも、ニノはいつもと変わらない。
本当に変わってない?
変わってない自分を演じてる?
俺はバカだから、
言ってくれなきゃわかんない。
ふとした変化になんて気がつける自信はない。
だから俺は紅白の司会がマスコミに
発表された次の日のVS嵐の収録後に
ニノの家に押しかけた。
少し大きな荷物を持って……
俺はずっとそばにいるって決めたんだ。
そばにいなきゃ何も気がつけない。
そばにいなきゃすぐに助けてられない。
どんな事であっても、
俺はニノの一番でいたいんだ……