素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
【33日前】
「おはよー」
「おはようございます」
「おはよ」
俺とニノが楽屋に入ると、
ちらっと俺たちを見て挨拶すると
パソコンに視線を戻した。
「どう?修正箇所ありそう?」
荷物を置くと、俺は松潤の隣に座った。
「んー、いくつかね……」
ハットを脱ぐと、寝癖の髪をポリポリ掻く。
リーダーが作ったハット、
本当に気に入っているみたいだな。
「早めに立ち位置変わるなら教えてね」
「あなた、覚えが悪ですからね」
「覚えが悪いんじゃない!時間がかかるだけ」
「言い方の問題でしょ?」
ムキになる俺なんてどこ吹く風。
さっそくスマホをいじり、ゲームを始める。
「ちょっと、ニノっ!」
「はいはい、痴話げんかしないの」
「「違うっ!」」
見事に俺とニノの声がハモった。
「ぷはっ、ホント仲いいな」
そう言うと、またパソコンに目線を戻した。
さっきまで楽屋を纏っていた
イライラの空気が和んだ。
俺は特に意識していないけど、
きっとニノなりの優しさなんだと思う。
言葉にして言わないあたりもニノらしい。
「おはよー」
寝癖全開のリーダーが入ってきた。
「寝癖……すごっ!」
「どうせセットするからいいかなって」
わしゃわしゃと髪を掻きながら、
よっこらしょと言わんばかりに
ゆっくりとソファに座った。
「どうやったらそんな寝癖になるのよ」
クスクス笑う松潤。
また楽屋の空気が和んだ。
リーダーの場合はニノと違って、
計算じゃなくて天然。
人柄ってやつなのかな?
きっと『大野智』そのものが優しさ。
どんな時だって悪い空気を壊して、
いい空気を運んでくれる。
さすが、大仏様だよな……
「おはよー」
「おはようございます」
「おはよ」
俺とニノが楽屋に入ると、
ちらっと俺たちを見て挨拶すると
パソコンに視線を戻した。
「どう?修正箇所ありそう?」
荷物を置くと、俺は松潤の隣に座った。
「んー、いくつかね……」
ハットを脱ぐと、寝癖の髪をポリポリ掻く。
リーダーが作ったハット、
本当に気に入っているみたいだな。
「早めに立ち位置変わるなら教えてね」
「あなた、覚えが悪ですからね」
「覚えが悪いんじゃない!時間がかかるだけ」
「言い方の問題でしょ?」
ムキになる俺なんてどこ吹く風。
さっそくスマホをいじり、ゲームを始める。
「ちょっと、ニノっ!」
「はいはい、痴話げんかしないの」
「「違うっ!」」
見事に俺とニノの声がハモった。
「ぷはっ、ホント仲いいな」
そう言うと、またパソコンに目線を戻した。
さっきまで楽屋を纏っていた
イライラの空気が和んだ。
俺は特に意識していないけど、
きっとニノなりの優しさなんだと思う。
言葉にして言わないあたりもニノらしい。
「おはよー」
寝癖全開のリーダーが入ってきた。
「寝癖……すごっ!」
「どうせセットするからいいかなって」
わしゃわしゃと髪を掻きながら、
よっこらしょと言わんばかりに
ゆっくりとソファに座った。
「どうやったらそんな寝癖になるのよ」
クスクス笑う松潤。
また楽屋の空気が和んだ。
リーダーの場合はニノと違って、
計算じゃなくて天然。
人柄ってやつなのかな?
きっと『大野智』そのものが優しさ。
どんな時だって悪い空気を壊して、
いい空気を運んでくれる。
さすが、大仏様だよな……