素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
いつもと変わらずゲームはしてる。
でも合間合間にテレビに視線を向け、
翔ちゃんの司会や紅白出演者の見てた。
イヤホンもしていなかったから、
テレビから聞こえる音も拾っていたと思う。
努力する姿を表に出さないニノ。
たとえメンバーであっても、
恋人の俺であっても例外はない。
その中でひっそりと紅白に向けて
取り組んでいるニノの邪魔は出来なかった。
「相葉さん、さっきから間違えすぎ」
その中でも俺のフリの様子も見てる。
背中にも目があるんですか?
ホント、器用すぎる。
「間違ってねーよ」
「いや、間違ってるから」
「はい、すみません」
バッサリと切り捨てる松潤の言葉に、
俺は反射的に平謝り。
その姿にわざとらしく、
口を手で押さえながら笑ってる。
何か今日は……
俺の事ばっかで笑い取ってない?
でもそれに対して、
イラっとする事も激怒する事もない。
テレビで『おいっ!』で
怒鳴ったりするくらい。
どんな時だって
ニノの笑顔を引き出せるのは俺でありたい。
どんな時だって
ニノの笑顔を誰よりも一番近くで見たい。
俺はニノの笑顔が大好きで、
ニノの笑顔に弱いってことだろうな。
「こら、ボーっとしないで振り付けの確認!」
手厳しいけど、
それだって俺にだけだから許してしまう。
やっぱりドMなんだろうか……
「ほら、やるよ!」
「いてっ!」
松潤が俺の背中をパシッと叩いた。
俺に厳しい人はニノだけじゃなく、
メンバー全員なんだけどね。
練習の甲斐もあり無事に2曲を披露し、
翔ちゃんの完璧な時間配分のコメントで
番組は終了した。
でも合間合間にテレビに視線を向け、
翔ちゃんの司会や紅白出演者の見てた。
イヤホンもしていなかったから、
テレビから聞こえる音も拾っていたと思う。
努力する姿を表に出さないニノ。
たとえメンバーであっても、
恋人の俺であっても例外はない。
その中でひっそりと紅白に向けて
取り組んでいるニノの邪魔は出来なかった。
「相葉さん、さっきから間違えすぎ」
その中でも俺のフリの様子も見てる。
背中にも目があるんですか?
ホント、器用すぎる。
「間違ってねーよ」
「いや、間違ってるから」
「はい、すみません」
バッサリと切り捨てる松潤の言葉に、
俺は反射的に平謝り。
その姿にわざとらしく、
口を手で押さえながら笑ってる。
何か今日は……
俺の事ばっかで笑い取ってない?
でもそれに対して、
イラっとする事も激怒する事もない。
テレビで『おいっ!』で
怒鳴ったりするくらい。
どんな時だって
ニノの笑顔を引き出せるのは俺でありたい。
どんな時だって
ニノの笑顔を誰よりも一番近くで見たい。
俺はニノの笑顔が大好きで、
ニノの笑顔に弱いってことだろうな。
「こら、ボーっとしないで振り付けの確認!」
手厳しいけど、
それだって俺にだけだから許してしまう。
やっぱりドMなんだろうか……
「ほら、やるよ!」
「いてっ!」
松潤が俺の背中をパシッと叩いた。
俺に厳しい人はニノだけじゃなく、
メンバー全員なんだけどね。
練習の甲斐もあり無事に2曲を披露し、
翔ちゃんの完璧な時間配分のコメントで
番組は終了した。