素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
終了後のインタビューを終え、
翔ちゃん以外は楽屋に戻った。
そそくさと衣装から私服に着替えるリーダー。
「おつかれー」
あっという間に楽屋を出ていった。
ホント、帰るの早いよな……
「じゃあ、俺も帰るね。お疲れー」
松潤もリーダーの作ったハットを被り、
黒のロングコートを羽織って楽屋を出ていった。
後ろ姿が完全にマフィアだった。
さて、俺も帰る準備をしますか。
今日のご飯はお鍋。
だいぶ寒くなってきたから、
早く家に帰って温まりたいし……
何より、ニノとイチャイチャしたい。
仕事は夕方からだから問題ない。
「ニノ、そろそろ帰ろっか?」
「んー、今いい所」
先に着替え終わったニノは、
ソファーに座ってスマホを操作している。
「いいじゃん、早く帰ろーよ」
「ちょっと待って」
でもニノのちょっとは
全然ちょっとじゃ無かった。
「もう……まだ?」
「まだ」
何度目かのやり取りも返ってくる答えは同じ。
かれこれ30分は経ってる。
帰ってたら鍋の準備が出来てる時間だよ……
「もういい加減、帰ろうよぉ」
「あと少しだから……」
ニノの少しはもう信用できない。
「あと1分。1分経ったら帰るからね!」
楽屋の壁にある時計の秒針をジッと見つめる。
5、4、3、2……
「あれ?まだいたの?」
ガチャとドアが開くと、
翔ちゃんが俺たちの姿を見て驚いた。
「翔さん、お疲れ様」
さっきまでゲームしていたのに
その手を止めて労いの言葉をかけるニノ。
「おっ、お疲れ」
予想していなかった
ニノの言葉に戸惑う翔ちゃん。
あぁ、そういう事か……
翔ちゃん以外は楽屋に戻った。
そそくさと衣装から私服に着替えるリーダー。
「おつかれー」
あっという間に楽屋を出ていった。
ホント、帰るの早いよな……
「じゃあ、俺も帰るね。お疲れー」
松潤もリーダーの作ったハットを被り、
黒のロングコートを羽織って楽屋を出ていった。
後ろ姿が完全にマフィアだった。
さて、俺も帰る準備をしますか。
今日のご飯はお鍋。
だいぶ寒くなってきたから、
早く家に帰って温まりたいし……
何より、ニノとイチャイチャしたい。
仕事は夕方からだから問題ない。
「ニノ、そろそろ帰ろっか?」
「んー、今いい所」
先に着替え終わったニノは、
ソファーに座ってスマホを操作している。
「いいじゃん、早く帰ろーよ」
「ちょっと待って」
でもニノのちょっとは
全然ちょっとじゃ無かった。
「もう……まだ?」
「まだ」
何度目かのやり取りも返ってくる答えは同じ。
かれこれ30分は経ってる。
帰ってたら鍋の準備が出来てる時間だよ……
「もういい加減、帰ろうよぉ」
「あと少しだから……」
ニノの少しはもう信用できない。
「あと1分。1分経ったら帰るからね!」
楽屋の壁にある時計の秒針をジッと見つめる。
5、4、3、2……
「あれ?まだいたの?」
ガチャとドアが開くと、
翔ちゃんが俺たちの姿を見て驚いた。
「翔さん、お疲れ様」
さっきまでゲームしていたのに
その手を止めて労いの言葉をかけるニノ。
「おっ、お疲れ」
予想していなかった
ニノの言葉に戸惑う翔ちゃん。
あぁ、そういう事か……