素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
「相葉ちゃんはちゃんと
心の内を伝えてくれたでしょ?」
ニノは頷いたまま顔を上げない。
「ニノはちゃんと
心の内を聞いてくれたでしょ?」
「うん……聞いてくれた」
俺はリーダーの目を見て答えた。
「それぞれがした事、してもらった事。
今度はしなきゃいけないんじゃない?」
リーダーの言う通りだ。
きっとニノに聞かれなければ、
本音なんて話すことはなかった。
ニノだった尚更、それをしなきゃいけなかった。
弱音を吐かない。
いつも自分で高い壁も努力で乗り切ってきた。
それはニノの強さだけど……
ちゃんと聞きださなきゃいけない時もある。
それが今なんだ。
「あとは自分たちで。
ちゃんと収録までには解決しなよ?」
スッと立ち上がると、
ニノの頭に手を伸ばし優しく撫でる。
「ってか、これ翔ちゃんがしてよ!」
今度は目線の先に翔ちゃんがいるように叫ぶ。
「もう……何で、それ言うのかな?」
振り返るとニノが現れた場所から、
翔ちゃんが頭をポリポリ掻きながら出てきた。
「だって翔ちゃんが思ってた事でしょ?」
「いやいや、智くんの考えを纏めためただけ。
それに俺が話すと説教になっちゃうからね」
クスッと笑いながら俺たちの方に近づいてきた。
「ホント、世話が焼ける2人だよ」
迷惑そうに言うリーダーだけど、
俺たちを見つめる瞳はとても優しかった。
それは翔ちゃんも同じだった。
きっと俺を怒鳴りつけた松潤も……
「じゃあ、俺たちは楽屋に戻りますか?」
「俺が出ていく時、
めっちゃ不安そうな顔してたよ?松潤」
「うそ、マジ。それ、こっそり覗こうよ!」
悪魔の笑みを浮かべた2人は
楽屋へと帰って行った。
心の内を伝えてくれたでしょ?」
ニノは頷いたまま顔を上げない。
「ニノはちゃんと
心の内を聞いてくれたでしょ?」
「うん……聞いてくれた」
俺はリーダーの目を見て答えた。
「それぞれがした事、してもらった事。
今度はしなきゃいけないんじゃない?」
リーダーの言う通りだ。
きっとニノに聞かれなければ、
本音なんて話すことはなかった。
ニノだった尚更、それをしなきゃいけなかった。
弱音を吐かない。
いつも自分で高い壁も努力で乗り切ってきた。
それはニノの強さだけど……
ちゃんと聞きださなきゃいけない時もある。
それが今なんだ。
「あとは自分たちで。
ちゃんと収録までには解決しなよ?」
スッと立ち上がると、
ニノの頭に手を伸ばし優しく撫でる。
「ってか、これ翔ちゃんがしてよ!」
今度は目線の先に翔ちゃんがいるように叫ぶ。
「もう……何で、それ言うのかな?」
振り返るとニノが現れた場所から、
翔ちゃんが頭をポリポリ掻きながら出てきた。
「だって翔ちゃんが思ってた事でしょ?」
「いやいや、智くんの考えを纏めためただけ。
それに俺が話すと説教になっちゃうからね」
クスッと笑いながら俺たちの方に近づいてきた。
「ホント、世話が焼ける2人だよ」
迷惑そうに言うリーダーだけど、
俺たちを見つめる瞳はとても優しかった。
それは翔ちゃんも同じだった。
きっと俺を怒鳴りつけた松潤も……
「じゃあ、俺たちは楽屋に戻りますか?」
「俺が出ていく時、
めっちゃ不安そうな顔してたよ?松潤」
「うそ、マジ。それ、こっそり覗こうよ!」
悪魔の笑みを浮かべた2人は
楽屋へと帰って行った。