素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
「ニノ?何か……悩んでる?」
心配そうに俺を見つめる。
今までの事を思い出して、
返事するのをすっかり忘れてた。
「うーん、悩んでる」
「えっ!ナニナニ?ちゃんと言って」
俺の肩をガシッと掴んで
今度は力強い目線を向ける。
そこに去年まで不安で揺れていた瞳はない。
優しいだけの相葉さんは過去の人。
どんな俺でも受けて止めてくれる
相葉さんがそこにはいた。
「相葉さんの浮気」
「えっ?」
「だから相葉さんのう・わ・き」
ニヤリと笑って言い放った。
俺も悪かったけど……
一週間帰ってきてくれなくて、
寂しかったんだからこれくらいの
意地悪したっていいでしょ?
「もう……それは違うって言ったじゃん!
俺が好きなのはニノだけだよ」
そんなのわかってる。
相葉さんが浮気なってするばずないって……
でも聞きたいんだもん。
素直には恥ずかしくて聞けないから……
「ホントに?」
何度だって聞きたいんだもん。
「ホントにホント。俺はニノが大好き」
その言葉を伝えてくれた唇が
俺のそれと重なる。
「だから何かあったら……言って?」
相葉さんの手が俺の頬を優しく包んだ。
「今は大丈夫だよ」
その手を伸ばしてくれるだけで、
俺はたくさん助けられているから大丈夫。
「無理しちゃダメだよ?
これからが大変だから……」
身体をすっぽりと包み込まれ、
俺は相葉さんの胸に顔を埋めた。
「うん、わかった」
経験したからこその言葉は説得力がある。
これから本番に向けてのリハーサル。
そして合間に出演者歌手の皆様との面接。
怒涛の日々がもうすぐ始まる。
心配そうに俺を見つめる。
今までの事を思い出して、
返事するのをすっかり忘れてた。
「うーん、悩んでる」
「えっ!ナニナニ?ちゃんと言って」
俺の肩をガシッと掴んで
今度は力強い目線を向ける。
そこに去年まで不安で揺れていた瞳はない。
優しいだけの相葉さんは過去の人。
どんな俺でも受けて止めてくれる
相葉さんがそこにはいた。
「相葉さんの浮気」
「えっ?」
「だから相葉さんのう・わ・き」
ニヤリと笑って言い放った。
俺も悪かったけど……
一週間帰ってきてくれなくて、
寂しかったんだからこれくらいの
意地悪したっていいでしょ?
「もう……それは違うって言ったじゃん!
俺が好きなのはニノだけだよ」
そんなのわかってる。
相葉さんが浮気なってするばずないって……
でも聞きたいんだもん。
素直には恥ずかしくて聞けないから……
「ホントに?」
何度だって聞きたいんだもん。
「ホントにホント。俺はニノが大好き」
その言葉を伝えてくれた唇が
俺のそれと重なる。
「だから何かあったら……言って?」
相葉さんの手が俺の頬を優しく包んだ。
「今は大丈夫だよ」
その手を伸ばしてくれるだけで、
俺はたくさん助けられているから大丈夫。
「無理しちゃダメだよ?
これからが大変だから……」
身体をすっぽりと包み込まれ、
俺は相葉さんの胸に顔を埋めた。
「うん、わかった」
経験したからこその言葉は説得力がある。
これから本番に向けてのリハーサル。
そして合間に出演者歌手の皆様との面接。
怒涛の日々がもうすぐ始まる。