素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
【当日(12月31日)】
「おはよ、相葉さん」
目を擦りながら寝癖全開のニノが起きてきた。
ペタペタと素足で歩いてくる姿は、
大役を務める雰囲気を全く感じさせない。
可愛いの一言。
「おはよ、ニノ。ちゃんと寝れた?」
「うん、寝れた」
ニノに近づくとギュッと抱きしめた。
「もうすぐご飯できるから、顔洗っておいで」
髪にキスを落とすと、
ピョンと寝癖が跳ね返ってきた。
「これ、直るの?」
「もう、止めてよっ!」
くちゃくちゃっと髪を掻くと、
ぺしっと手を叩かれる。
うん、いつものニノだな。
「ほら、早く行った行った」
くるっと身体を反転させて、背中を押した。
久しぶりに一緒に食べる朝食。
互いの仕事の時間はバラバラで、
深夜まで仕事をしている事も少なくない。
だから少しでも疲れを取ろうと寝ているから
朝食を食べるタイミングが合わなかった。
今日もニノが先に出るんだけど、
最後くらいは……ね?
白組勝利を願って心を込めて作った。
「今日は和食なの?」
顔を洗ってシャキッとしたニノが
キッチンで仕上げをする俺の隣に立つ。
「うん」
「何か……上手くなったね。料理」
俺の包丁裁きをじっと見つめる。
「そうでしょ?マナブのお陰だよ」
「うん、ロケの時凄いなって思ったもん」
「ホントに?」
「まぁ、俺には負けるけどね」
褒めてくれたと思ったらこれだもんな。
でもまぁ……いっか。
「じゃあ、天才料理人さん。
魚が焼けるので盛り付けてもらえますか?」
「高いですよ、私」
ニヤリと口角を上げるニノと目が合うと、
お互いに吹き出して笑った。
楽しい……
そしていつもの俺たちの時間が流れた。
「おはよ、相葉さん」
目を擦りながら寝癖全開のニノが起きてきた。
ペタペタと素足で歩いてくる姿は、
大役を務める雰囲気を全く感じさせない。
可愛いの一言。
「おはよ、ニノ。ちゃんと寝れた?」
「うん、寝れた」
ニノに近づくとギュッと抱きしめた。
「もうすぐご飯できるから、顔洗っておいで」
髪にキスを落とすと、
ピョンと寝癖が跳ね返ってきた。
「これ、直るの?」
「もう、止めてよっ!」
くちゃくちゃっと髪を掻くと、
ぺしっと手を叩かれる。
うん、いつものニノだな。
「ほら、早く行った行った」
くるっと身体を反転させて、背中を押した。
久しぶりに一緒に食べる朝食。
互いの仕事の時間はバラバラで、
深夜まで仕事をしている事も少なくない。
だから少しでも疲れを取ろうと寝ているから
朝食を食べるタイミングが合わなかった。
今日もニノが先に出るんだけど、
最後くらいは……ね?
白組勝利を願って心を込めて作った。
「今日は和食なの?」
顔を洗ってシャキッとしたニノが
キッチンで仕上げをする俺の隣に立つ。
「うん」
「何か……上手くなったね。料理」
俺の包丁裁きをじっと見つめる。
「そうでしょ?マナブのお陰だよ」
「うん、ロケの時凄いなって思ったもん」
「ホントに?」
「まぁ、俺には負けるけどね」
褒めてくれたと思ったらこれだもんな。
でもまぁ……いっか。
「じゃあ、天才料理人さん。
魚が焼けるので盛り付けてもらえますか?」
「高いですよ、私」
ニヤリと口角を上げるニノと目が合うと、
お互いに吹き出して笑った。
楽しい……
そしていつもの俺たちの時間が流れた。