素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
【帰宅後】
はぁ、疲れた。
帰ってきて早々、
だらしなく身体をソファーに預ける。
実家で身体を休めるハズが、
なぜか筋肉痛を持ち帰ってきた。
姪っ子の面倒を見るって意気込んだけど……
あそこまではしゃぎ回るなんて予想外。
最初こそは家でカルタしたり、
ゲームしたりして楽しんでいたけど
あっという間に飽きちゃって……
外に行ったら、
鬼ごっこや凧上げで公園内を走りまくり。
体力には自信があったけど、
姪っ子には敵わない。
もっとトレーニングしなきゃな……
「ふわぁ~、寝みぃ」
心の中での決意とは裏腹に、
大きな口を開けて欠伸をする。
どうすっかな……
まずは手洗い。
あとは風呂を沸かしながら洗濯。
面倒くさいなぁ……
しなきゃいけない事はあるのに
動こうという気力が全く起こらない。
「ううっ、寒い」
部屋の寒さに震え、ようやく動いた身体。
手を伸ばし、テーブルにあるリモコンで
エアコンの電源を入れた。
冷えきった部屋と身体は
あっという間に温まり、
着たままだった上着を脱いだ。
「ふわぁ、ヤバイな……」
心地いい温かさが睡魔を呼び戻す。
肘掛けに上着を置くと、
今度はガッツリと身体をソファに預けた。
見上げている天井がゆっくりと狭まっていく。
これで寝たら風邪ひくよな……
わかっていても瞼は上がろうとしない。
プルルッ…プルルッ…
あとほんの少しで閉じた瞼は
籠った着信音で動きを止めた。
確かここに入れてたよな……
置いてある上着のポケットに手を突っ込み
震えるスマホを手に取った。
誰だ?
俺の睡眠の邪魔したのは。
後輩からだったら、無視だ無視。
そう決意して
睨むように見つめたスマホの画面。
うっ、嘘……マジか!
画面に表示された名前に眠気は吹っ飛び、
あれほど開かなかった瞼は大きく開いた。
はぁ、疲れた。
帰ってきて早々、
だらしなく身体をソファーに預ける。
実家で身体を休めるハズが、
なぜか筋肉痛を持ち帰ってきた。
姪っ子の面倒を見るって意気込んだけど……
あそこまではしゃぎ回るなんて予想外。
最初こそは家でカルタしたり、
ゲームしたりして楽しんでいたけど
あっという間に飽きちゃって……
外に行ったら、
鬼ごっこや凧上げで公園内を走りまくり。
体力には自信があったけど、
姪っ子には敵わない。
もっとトレーニングしなきゃな……
「ふわぁ~、寝みぃ」
心の中での決意とは裏腹に、
大きな口を開けて欠伸をする。
どうすっかな……
まずは手洗い。
あとは風呂を沸かしながら洗濯。
面倒くさいなぁ……
しなきゃいけない事はあるのに
動こうという気力が全く起こらない。
「ううっ、寒い」
部屋の寒さに震え、ようやく動いた身体。
手を伸ばし、テーブルにあるリモコンで
エアコンの電源を入れた。
冷えきった部屋と身体は
あっという間に温まり、
着たままだった上着を脱いだ。
「ふわぁ、ヤバイな……」
心地いい温かさが睡魔を呼び戻す。
肘掛けに上着を置くと、
今度はガッツリと身体をソファに預けた。
見上げている天井がゆっくりと狭まっていく。
これで寝たら風邪ひくよな……
わかっていても瞼は上がろうとしない。
プルルッ…プルルッ…
あとほんの少しで閉じた瞼は
籠った着信音で動きを止めた。
確かここに入れてたよな……
置いてある上着のポケットに手を突っ込み
震えるスマホを手に取った。
誰だ?
俺の睡眠の邪魔したのは。
後輩からだったら、無視だ無視。
そう決意して
睨むように見つめたスマホの画面。
うっ、嘘……マジか!
画面に表示された名前に眠気は吹っ飛び、
あれほど開かなかった瞼は大きく開いた。