素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
重く感じる楽屋のドアを開けると、
一斉に視線が俺に向いた。
「ごっ……ごめんなさい!」
俺はみんなの顔を直視できず、
ドアの前で頭を下げた。
だって俺に出来る事……
今しなきゃいけないのは謝罪だったから。
「相葉くん」
リーダーが優しい声で俺を呼ぶから、
恐る恐る上体を起こした。
「おはよ」
少し眠そうな顔で俺に挨拶した。
ソファーに寝っ転がるリーダー。
「おはよ、相葉くん」
大学のレポートをしている翔くん。
「おはよ、相葉くん」
ソファーにふんぞり返って座る松潤。
「ちょっと邪魔です」
寝癖全開で気だるそうに入ってくるニノ。
「おっ、おはよ!」
前を歩くニノがピクっと肩を震わせた。
「ホント……朝から煩い」
邪険な扱いをされているのに……
目頭が熱くなって視野がぼやける。
いつもと変わらない楽屋の光景。
そしてそこには俺の居場所が……あった。
復帰してからは
今まで以上に仕事に取り組んだ。
自分達の居場所を守るために……
みんなの『夢』を叶えるために……
その中でずっと胸に秘めた感謝の気持ち。
それを伝える機会が24時間テレビであった。
何回も何回も書き直した手紙。
何枚、便箋を無駄にしたかわからない。
本番ではちゃんと伝えなきゃいけないのに、
始めから泣いちゃってグダグダ。
でも感謝の気持ちだけは沢山込めて読んだ。
メンバーも一緒に泣いちゃって、
わけわかんない感じになったけど……
やっと想いを伝える事が出来た。
みんなから手紙の感想が述べられる。
その言葉ひとつひとつが本当に優しくて
また涙が溢れて止まらない。
そして『それが嵐だから』というニノの言葉。
こんな俺だけど……
『嵐』でいいんだって認めてくれたんだ。
みんなも泣きながら頷いてくれた。
この日、俺は改めて
『嵐』のメンバーになったんだ。
一斉に視線が俺に向いた。
「ごっ……ごめんなさい!」
俺はみんなの顔を直視できず、
ドアの前で頭を下げた。
だって俺に出来る事……
今しなきゃいけないのは謝罪だったから。
「相葉くん」
リーダーが優しい声で俺を呼ぶから、
恐る恐る上体を起こした。
「おはよ」
少し眠そうな顔で俺に挨拶した。
ソファーに寝っ転がるリーダー。
「おはよ、相葉くん」
大学のレポートをしている翔くん。
「おはよ、相葉くん」
ソファーにふんぞり返って座る松潤。
「ちょっと邪魔です」
寝癖全開で気だるそうに入ってくるニノ。
「おっ、おはよ!」
前を歩くニノがピクっと肩を震わせた。
「ホント……朝から煩い」
邪険な扱いをされているのに……
目頭が熱くなって視野がぼやける。
いつもと変わらない楽屋の光景。
そしてそこには俺の居場所が……あった。
復帰してからは
今まで以上に仕事に取り組んだ。
自分達の居場所を守るために……
みんなの『夢』を叶えるために……
その中でずっと胸に秘めた感謝の気持ち。
それを伝える機会が24時間テレビであった。
何回も何回も書き直した手紙。
何枚、便箋を無駄にしたかわからない。
本番ではちゃんと伝えなきゃいけないのに、
始めから泣いちゃってグダグダ。
でも感謝の気持ちだけは沢山込めて読んだ。
メンバーも一緒に泣いちゃって、
わけわかんない感じになったけど……
やっと想いを伝える事が出来た。
みんなから手紙の感想が述べられる。
その言葉ひとつひとつが本当に優しくて
また涙が溢れて止まらない。
そして『それが嵐だから』というニノの言葉。
こんな俺だけど……
『嵐』でいいんだって認めてくれたんだ。
みんなも泣きながら頷いてくれた。
この日、俺は改めて
『嵐』のメンバーになったんだ。