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「好きだよ」

和の潤んだ瞳を見つめながら
至近距離で俺の想いを伝える。

そして赤くなった頬やこめかみ、
耳にチュッとキスを落としていく。


いつもそうだけど……

今日は言葉でも行動でもこれでもかって程、
大好きなんだって伝えたい。


「……も」

「ん？」

和の声が聞こえて顔を覗き込むと、
首に手を回して引き寄せられた。

「俺も……好き」


どんな心境の変化なのか、
はたまた今日だけかもしれないけど、
微かな声でちゃんと俺に想いを伝えてくれた。


「もうっ、和！」

俺はギュッと和を抱きしめた。

「だから痛いって言ってるでしょ！」


ここはカッコよく愛の言葉を囁くのが
出来る男って感じなんだけど……

俺にはそんな要素を持ち合わせていない。


ストレート勝負。


「好き、好き……もう、大好き！」

「はいはい、もう知ってますって」

呆れながら笑う声には嬉しさが滲み出てる。


やっぱりこれが一番、
和に気持ちが伝わる方法。


「じゃあ、もっと実感してもらわなきゃ」

「えっ？ちょっと待って！」

上半身を浮かせ服の裾を掴むと、
そのままガバッと脱がせた。

「待ちませーん」

俺も服を脱ぐとポイっと下へと投げた。

「ガッツくな」

「だって久しぶりだもん」

「んぁっ、ちょっと…触んな！」

ズボンの上から無防備の和のモノを撫でると
睨んでた和の目はギュッと快感で閉じた。

「ホントに？触らなくていいの？」

言葉とは裏腹に俺の手の中で和のモノは
撫でるほど形を変え、段々と固くなっていく。


身体は素直なのにね？


「あんっ、調子に…乗るな…よ」

甘い声と潤んだ瞳。

そして挑発的な言葉と睨みつける表情。


いつもと違うアンバランスな感じが堪らない。


「うわっ、やっ…やめっ」

和も手を伸ばし、
ズボンの上から俺のモノを撫でる。


その上、ちょっと積極的。


今日は一体、どうした？



もしかして大人のお年玉？