素晴らしき世界
第30章 僕らの48日間
「ごちそうさまでした」
ご飯を食べると、
色々と満たされて心に余裕ができる。
でも、まだ満たされない事もある。
「明日も早いんですか?」
残っていた一口をパクッと頬張った。
「まーね。ロケが多いから」
「じゃあ、俺が洗っておきますから
先にお風呂に入って下さい」
自分のお皿と俺のお皿を重ねて、
シンクへと運んでいく。
きっと和なりの気遣いだったり、優しさ。
でもちょっと違うんだよな……
「かーず」
「うわっ、危ない」
後ろからギュッと抱きしめる。
「ちょっと離して下さい」
「いーや。無理」
腰に回した手にさらに力を込め、
目の前にある白い首筋に唇を這わす。
「なっ…やめっ、お皿が」
「後で俺が洗うから」
「んっ、明日も…早いんで…しょ」
「和は夕方からだから大丈夫」
いつ落とすかわからないお皿を
和の手から取り上げる。
「なに…それ?」
「そのままの意味だけど?」
「えっ、嘘!待って」
ひょいっと和を抱き上げると寝室へと直行、
そしてベッドへと寝かせる。
「疲れた俺を癒して?」
「首を傾げても可愛くありません」
「そんなの当たり前でしょ?
和の方が可愛いんだから」
「ばっ、何言って……」
ほら、顔を真っ赤にしちゃって。
「いい?」
その赤くなった頬を手で包み込む。
「嫌って言ったら……」
「止めませーん」
「だったら聞く…んっ」
素直じゃない唇を塞ぐ。
だって一緒に住み始めてから、
俺の誘いを断った事ないでしょ?
ってか、俺からしか誘った事ないけど。
読み取るのも大変なんだよ?
和のサインは複雑なんだから……
それとも俺がわかりやす過ぎるのかな?
「好きだよ」
「……知ってます」
恥ずかしいのか、プイっと顔を背ける和。
初々しさがずっと残る和も可愛い。
でもいつか……
素直に言ってくれる日が来るかな?
ご飯を食べると、
色々と満たされて心に余裕ができる。
でも、まだ満たされない事もある。
「明日も早いんですか?」
残っていた一口をパクッと頬張った。
「まーね。ロケが多いから」
「じゃあ、俺が洗っておきますから
先にお風呂に入って下さい」
自分のお皿と俺のお皿を重ねて、
シンクへと運んでいく。
きっと和なりの気遣いだったり、優しさ。
でもちょっと違うんだよな……
「かーず」
「うわっ、危ない」
後ろからギュッと抱きしめる。
「ちょっと離して下さい」
「いーや。無理」
腰に回した手にさらに力を込め、
目の前にある白い首筋に唇を這わす。
「なっ…やめっ、お皿が」
「後で俺が洗うから」
「んっ、明日も…早いんで…しょ」
「和は夕方からだから大丈夫」
いつ落とすかわからないお皿を
和の手から取り上げる。
「なに…それ?」
「そのままの意味だけど?」
「えっ、嘘!待って」
ひょいっと和を抱き上げると寝室へと直行、
そしてベッドへと寝かせる。
「疲れた俺を癒して?」
「首を傾げても可愛くありません」
「そんなの当たり前でしょ?
和の方が可愛いんだから」
「ばっ、何言って……」
ほら、顔を真っ赤にしちゃって。
「いい?」
その赤くなった頬を手で包み込む。
「嫌って言ったら……」
「止めませーん」
「だったら聞く…んっ」
素直じゃない唇を塞ぐ。
だって一緒に住み始めてから、
俺の誘いを断った事ないでしょ?
ってか、俺からしか誘った事ないけど。
読み取るのも大変なんだよ?
和のサインは複雑なんだから……
それとも俺がわかりやす過ぎるのかな?
「好きだよ」
「……知ってます」
恥ずかしいのか、プイっと顔を背ける和。
初々しさがずっと残る和も可愛い。
でもいつか……
素直に言ってくれる日が来るかな?