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素晴らしき世界

第38章 ニノちゃんの鬼退治

「一緒に願い事、しよ?
ずーっと一緒にいれますようにって。
2人で食べたらきっと叶うよ?」


きっと和也も
そう願いながら食べてくれるでしょ?


「うん、わかった」

満面の笑顔で答えてくれた。


ホント、素直で可愛い……


「俺、沢山食べれるから無理しないでね」

「うん」

「じゃあ、行くよ?せーの」

端からお互いに食べ進めた。

予想通りモグモグと
頬張りながら食べているのが
ハムスターみたいで可愛い。

食べてる姿は見れるけど、
こうやって真正面から
間近で見ることは無い。


この姿が見たかったんだよな……


太巻きに両手を添えて、
必死に食べ進めていく和也。


その姿がふと、ある時の姿と重なった。


そっ、その持ち方……

俺のを舐めている時の持ち方じゃないか!


苦しくなってきたのか、目を潤ませている。


必死に食べている表情も……

すべてがその状況と重なって行く。


俺のモノを舐めている時は
下半身に顔があるので
拝むことの出来ない表情。


それが……目の前にある。


頭の中での浮かべている場面と、
今の和也の表情が重なっていく。


俺のジュニアが……ヤバい。


和也もお腹一杯で苦しそうなので、
一気に食べ進めた。


「ふー、苦しかった」

「俺も……」


違う意味でだけど……

なんて言えるはずもない。


「もう、俺お腹一杯だよ」

「俺もいっぱいだから……」

ハンバーグみたいな和也の手を取った。

「運動して、お腹空かせよ?」

「えっ?」

戸惑う和也を尻目に寝室へと連れて行った。




「んっ、和也……気持ちいい」

さっき想像していたことが、
下半身で行われている。

「んんっ…翔っ、
大きくなるの……早いね、んふっ」

嬉しそうにまた俺のモノを口に含んだ。


だってあの後だから、
過敏に反応しちゃうよ……


でもね、それだけじゃないんだよ?


きっと今の顔もさっきの顔と一緒だよね?


苦しいけど、
願いを叶えようと必死な姿と
同じように苦しいけど、
気持ちよくしようと必死な姿。


どちらも幸せそうだから……


【結果】

二宮和也 VS 妄想鬼
二宮和也 VS 櫻井翔

共にDRAW(鬼と妄想に気づかず)

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