テキストサイズ

素晴らしき世界

第38章 ニノちゃんの鬼退治

「いやっ…ダメっ、まさ…きっ」

「なんで…ダメなの?
温まりたいって言ったの……カズだよ?」


「それは…っ、ちが……う」


確かに温まりたいとは言ったけど……

俺は炬燵で温まりたかった。


「俺は…温かいよ?
カズに…包まれているから」


俺だって同じ。

身体はきっと炬燵にいるよりも
熱を帯びている。


「寒いなら…もっと…
温めて……あげるっ!」

口角を上げて頬笑む雅紀。


この顔が……一番好き。

ここにはスーパーアイドル相葉雅紀も、
天然でピュアな相葉雅紀もいない。


雄の目を宿した相葉雅紀。


そこにキラキラの笑顔はない。

それは誰しも知っている顔。


今、ここにいる相葉雅紀は……

俺しか知らないよね?


「ああっ……深いっ」

俺を抱きしめると、
背中からシーツが離れていき、
雅紀の膝の上に乗る。

より雅紀の熱いものが俺の中に入り
身体を中から温める。

そして身体を引き寄せると、
下から突き上げる。

「んっ…いやっ、ああっ、待っ…て」

「なんで?止めたら……
ここ、冷めちゃうよ?」

互いの腹の間にある、
俺のモノを掴んでゆるゆると上下に扱く。

「ダメっ、両方……おかしくっ、ああっ」

「いいよ……」

俺は雅紀の首にしがみついた。

「あっ…やっ、
もう……ダメっ、ああぁっ!」

「俺も……くっ、ああっ!」

雅紀の熱が俺の中で広がっていった。


互いに呼吸が落ち着くと、
俺をベットに寝かせてくれた。

「温まった?」

汗で張り付いた前髪を
優しく指で掻き上げてくれた。

「まだ……寒い」

「じゃあ……もっと、温めてあげる」

ゆっくりと雅紀の顔が近づき、
温かい唇が俺のそれに触れる。


今の言葉は……演技じゃないからね?


【結果】

LOSE 二宮和也 VS 天然鬼 WIN

LOSE 二宮和也 VS 相葉雅紀 WIN

ストーリーメニュー

TOPTOPへ