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素晴らしき世界

第39章 愛と浮気のチョコレートケーキ




『んあっ、さとっ…ダメっ』


やっぱり気持ちを胸に秘めて、留めることは出来なかった。

毎日、可愛すぎる和也を前に我慢するなんて拷問に等しい。


でも結構、我慢はしてる。


俺は毎日でも……って思うけど、抱かれる方の和也の身体の負担は大きい。


やっぱり無理はさせられない。


なんて優しい恋人ぶってるけど、1週間に1回は……してる。


今まで恋人は何人かいたけど、こんなに抱いたことはない。



『淡白ね』

短い言葉で俺のセックスを一刀両断。


『もしかして、浮気してるんじゃない?』

あまりにも彼女を抱こうとしない俺を疑う。


過去の彼女が言い放った言葉も、今なら納得がいく。


だって……気持ちが全然違う。


何となく『好きだ』と言われたから付き合ってた。

たぶん、本当に好きじゃなかったんだと思う。


そして何よりこうやって抱いている時、『気持ちよくなりたい』じゃなくて『気持ちよくなって欲しい』と思う。


『んぁ…っ』

咥えていた和也のモノを離す。

そして身体を移動させ、吐息混じりに耳元で呟いた。

「ダメじゃないでしょ?」

手を伸ばし、唾液と先走りで濡れる和也のモノの先端を指の腹でグリっと刺激する。

『んっ……ああっ!』

ピクピクと身体を震わせ、限界が近いことを知らせている。


イかせて……あげるね?


身体を再び、和也のモノまでズラそうとしたら腕を掴まれた。

「ん、どうしたの?」


こんな事は初めてだ。


思わず覆い被さって和也の顔を覗き込む。

『……だぃ』

「えっ?ごめん……聞こえなかった」

ポツリと何かを呟いたけど、語尾しか耳に届かなかった。

『ちょう……だい?』

耳まで真っ赤に染め、潤んだ瞳で俺を見つめる。



えっ?今、何て言った?



『ちょうだい』って……言ったよな?

『俺が欲しい』ってこと……だよな?


タイミングとしてはまだ早い。

だって、和也はまだイってない。


一応、和也の中は解してあるから問題はないけど……


「いいの?」

和也はゆっくりと頷いた。

俺は素早く置いてあった避妊具をつけて、ローションを纏わせる。

そして脚を開き割って入るとゆっくりと和也の中に俺のモノを埋めていった。

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