素晴らしき世界
第12章 サプライズ大作戦
訳も分からないまま東京駅に到着した。
和と手を繋ぎながら、
前を歩く潤と智のあとをついて行く。
「ねぇ、いい加減どこに行くか
教えてくれない?」
智「もうすぐわかるよ」
智が振り返って
ニコニコ笑いながら答える。
すると先にどこかに向かっていた
雅紀が戻ってきた。
雅「はい、これ」
切符を2枚、渡してきた。
「軽井沢?」
雅「うん」
笑顔で答えて、智と潤に切符を渡す。
和「かずもほしー」
雅紀に手を差し出すと、
雅「俺の切符、持ってて」
嬉しそうに和は切符を受け取る。
和「でんしゃのる?」
潤「違うよ、新幹線乗るよ」
和「ほんと?しんかんせん?」
目を輝かせて潤を見つめる。
潤は和を抱っこした。
潤「嬉しい?」
和「うん、はじめてのしんかんせーん」
雅紀も潤も和も嬉しそうに笑っている。
こうやってみんなで出かけるなんて
いつぶりだろう……
智「嬉しそうだね」
いつの間にか智が隣にいた。
「和、新幹線大好きだから」
智「そうじゃなくって」
「えっ?」
智「翔が嬉しそう」
「俺?」
智「顔、緩みっぱなしだよ」
クスクス笑っている。
和「ねぇ、はやくいこー」
抱っこされたまま、
和が足をバタバタさせる。
潤「わかった、わかった」
抱っこから下りた和が
俺たちの元へ走ってきた。
和「しょうにぃ、さとしー、いくよー」
俺と智の手を握り、引っ張る。
智「かず、切符持ってる?」
和「えっ?」
俺たちから手を離して確認する。
和「ない……」
和が泣きそうになっている。
「大丈夫、みんなで探そう?」
和の頭を優しく撫でた。
辺りを探していると
雅「あった!」
和「まさにぃー」
一目散に駆けだした和を
雅紀がしゃがみ込みギュッと抱きしめる。
雅「和、お話聞ける?」
和「うん」
雅「ちゃんと持ってなきゃダメでしょ?」
和はゆっくりと頷く。
雅「今度は無くさないでね?」
切符を2枚渡す。
和「はい!」
雅「みんなに言うことわかる?」
和が俺たちの方に振り返る。
和「ありがとう」
潤「切符通したら、ここに入れようね?」
しゃがみ込み、
肩から下げている鞄を指さす。
和「うん!」
雅「じぁあ、行こっか?」
雅紀と潤が和と手を繋いで、
改札口へ歩き出した。
和と手を繋ぎながら、
前を歩く潤と智のあとをついて行く。
「ねぇ、いい加減どこに行くか
教えてくれない?」
智「もうすぐわかるよ」
智が振り返って
ニコニコ笑いながら答える。
すると先にどこかに向かっていた
雅紀が戻ってきた。
雅「はい、これ」
切符を2枚、渡してきた。
「軽井沢?」
雅「うん」
笑顔で答えて、智と潤に切符を渡す。
和「かずもほしー」
雅紀に手を差し出すと、
雅「俺の切符、持ってて」
嬉しそうに和は切符を受け取る。
和「でんしゃのる?」
潤「違うよ、新幹線乗るよ」
和「ほんと?しんかんせん?」
目を輝かせて潤を見つめる。
潤は和を抱っこした。
潤「嬉しい?」
和「うん、はじめてのしんかんせーん」
雅紀も潤も和も嬉しそうに笑っている。
こうやってみんなで出かけるなんて
いつぶりだろう……
智「嬉しそうだね」
いつの間にか智が隣にいた。
「和、新幹線大好きだから」
智「そうじゃなくって」
「えっ?」
智「翔が嬉しそう」
「俺?」
智「顔、緩みっぱなしだよ」
クスクス笑っている。
和「ねぇ、はやくいこー」
抱っこされたまま、
和が足をバタバタさせる。
潤「わかった、わかった」
抱っこから下りた和が
俺たちの元へ走ってきた。
和「しょうにぃ、さとしー、いくよー」
俺と智の手を握り、引っ張る。
智「かず、切符持ってる?」
和「えっ?」
俺たちから手を離して確認する。
和「ない……」
和が泣きそうになっている。
「大丈夫、みんなで探そう?」
和の頭を優しく撫でた。
辺りを探していると
雅「あった!」
和「まさにぃー」
一目散に駆けだした和を
雅紀がしゃがみ込みギュッと抱きしめる。
雅「和、お話聞ける?」
和「うん」
雅「ちゃんと持ってなきゃダメでしょ?」
和はゆっくりと頷く。
雅「今度は無くさないでね?」
切符を2枚渡す。
和「はい!」
雅「みんなに言うことわかる?」
和が俺たちの方に振り返る。
和「ありがとう」
潤「切符通したら、ここに入れようね?」
しゃがみ込み、
肩から下げている鞄を指さす。
和「うん!」
雅「じぁあ、行こっか?」
雅紀と潤が和と手を繋いで、
改札口へ歩き出した。