素晴らしき世界
第12章 サプライズ大作戦
新幹線を降りてから
バスに揺られ着いたのは
おもちゃ王国だった。
和「やったー」
バスを降りて入り口へと走り出す和。
潤「こら、危ないから待って」
和のあとを追いかける。
雅紀は走って、
入場券を買いに行こうとするので
「俺、買って……」
俺の言葉を聞く前に全力疾走して行った。
入り口前で和たちと待っていると
また全力疾走して、戻ってきた。
智「そんなに急がなくてもいいのに……」
智が苦笑いする。
雅「だって、いっぱい遊びたいもんねー」
和「うん!」
潤「じゃあ、遊ぶぞー」
和「おー!」
和は左腕を高く上げた。
まず向かったのは、アスレチック型立体迷路。
和が楽しみにしていたらしい。
和「うわぁ、すごーい」
潤「よし、みんなで競争するか!」
和「するー!」
俺はベンチにでも座って待ってようかな……
雅「翔にぃと智さんもね!」
「えっ?」
智「マジかよ……」
雅「当たり前でしょ?
みんなで楽しまなきゃね?」
和に雅紀が問いかけると
和「ねぇー?」
和が俺と智に満面の笑みを見せる。
雅紀のやつ、わかってて和に振ったな。
この可愛い笑顔をみて、断れるわけもなく……
雅「いくよ?よーい、ドン!」
潤と和はペアで、
あとは個人でゴールを目指す。
大人でも楽しめるが少し、
心配があった。
智はかなりの方向音痴。
ゴール出来るかな……
途中、何回かみんなとすれ違う。
雅紀も潤も和も楽しそうだったけど
予想通り、智は右往左往してた。
『助けて』って顔をしていたけど
笑って無視しておいた。
ようやくゴールすると
雅紀と潤と和が待っていた。
「どっちが一番だったの?」
雅「俺でーす!」
嬉しそうに雅紀が手を上げた。
和「くやしー!」
潤「途中のアスレチックで
遊ぶからだろ?」
和「だってー!」
完全に拗ねている和。
「でも、楽しかっただろ?」
和「うん……」
「じゃあ、そんな顔しないの」
鼻をつまんでやった。
和「いたいー、しょうにぃ」
「拗ねないよ。わかった?」
和「はーい」
鼻から手を放し、頭を撫でた。
それにしても智、遅いな……
それから30分待っても智は
帰ってこなかった。
バスに揺られ着いたのは
おもちゃ王国だった。
和「やったー」
バスを降りて入り口へと走り出す和。
潤「こら、危ないから待って」
和のあとを追いかける。
雅紀は走って、
入場券を買いに行こうとするので
「俺、買って……」
俺の言葉を聞く前に全力疾走して行った。
入り口前で和たちと待っていると
また全力疾走して、戻ってきた。
智「そんなに急がなくてもいいのに……」
智が苦笑いする。
雅「だって、いっぱい遊びたいもんねー」
和「うん!」
潤「じゃあ、遊ぶぞー」
和「おー!」
和は左腕を高く上げた。
まず向かったのは、アスレチック型立体迷路。
和が楽しみにしていたらしい。
和「うわぁ、すごーい」
潤「よし、みんなで競争するか!」
和「するー!」
俺はベンチにでも座って待ってようかな……
雅「翔にぃと智さんもね!」
「えっ?」
智「マジかよ……」
雅「当たり前でしょ?
みんなで楽しまなきゃね?」
和に雅紀が問いかけると
和「ねぇー?」
和が俺と智に満面の笑みを見せる。
雅紀のやつ、わかってて和に振ったな。
この可愛い笑顔をみて、断れるわけもなく……
雅「いくよ?よーい、ドン!」
潤と和はペアで、
あとは個人でゴールを目指す。
大人でも楽しめるが少し、
心配があった。
智はかなりの方向音痴。
ゴール出来るかな……
途中、何回かみんなとすれ違う。
雅紀も潤も和も楽しそうだったけど
予想通り、智は右往左往してた。
『助けて』って顔をしていたけど
笑って無視しておいた。
ようやくゴールすると
雅紀と潤と和が待っていた。
「どっちが一番だったの?」
雅「俺でーす!」
嬉しそうに雅紀が手を上げた。
和「くやしー!」
潤「途中のアスレチックで
遊ぶからだろ?」
和「だってー!」
完全に拗ねている和。
「でも、楽しかっただろ?」
和「うん……」
「じゃあ、そんな顔しないの」
鼻をつまんでやった。
和「いたいー、しょうにぃ」
「拗ねないよ。わかった?」
和「はーい」
鼻から手を放し、頭を撫でた。
それにしても智、遅いな……
それから30分待っても智は
帰ってこなかった。