素晴らしき世界
第2章 俺の大切な人
なんて俺には珍しく
過去を振り返っていたはずなのに
今はソファーの上に寝転がり……
いやいや、自分で寝てない!
ソファーに倒されて、
リーダーが俺の上に馬乗りなっている。
何でこんな事になったんだ……
――数分前
大「ニノ、お疲れー」
楽屋のドアが開き
リーダーが入ってきた。
「お疲れ。撮影終わり?」
大「終わったよ、疲れたー」
俺の横に倒れ込むように座った。
「他にも座るとこ、あるでしょ?
わざわざ、隣に来なくていいでしょ」
大「いいじゃん、ケチー」
足を伸ばしバタバタさせてる。
駄々をこねる子どもかよ……
「ケチで結構、もう離れて!」
リーダーの肩を両手でグッと押した瞬間
その手を掴まれ
リーダーの後ろに見えていた景色が
鏡から天井に一瞬で変わった。
「ちょっ……何するの!」
大「何でしょう?」
首をかしげてにっこり笑う。
「ふざけんなって!離せよ」
必死に掴まれた手を
振り払おうとするけど
勝てるわけもなく、
体力だけが消耗していく。
リーダーってこんなに力あったっけ?
あっ、そう言えば
岡田氏の紹介で格闘技習い始めたから
力ついたのかも……
って、そんなこと
考えてる場合じゃない!
どうやって脱出するか考えないと……
過去を振り返っていたはずなのに
今はソファーの上に寝転がり……
いやいや、自分で寝てない!
ソファーに倒されて、
リーダーが俺の上に馬乗りなっている。
何でこんな事になったんだ……
――数分前
大「ニノ、お疲れー」
楽屋のドアが開き
リーダーが入ってきた。
「お疲れ。撮影終わり?」
大「終わったよ、疲れたー」
俺の横に倒れ込むように座った。
「他にも座るとこ、あるでしょ?
わざわざ、隣に来なくていいでしょ」
大「いいじゃん、ケチー」
足を伸ばしバタバタさせてる。
駄々をこねる子どもかよ……
「ケチで結構、もう離れて!」
リーダーの肩を両手でグッと押した瞬間
その手を掴まれ
リーダーの後ろに見えていた景色が
鏡から天井に一瞬で変わった。
「ちょっ……何するの!」
大「何でしょう?」
首をかしげてにっこり笑う。
「ふざけんなって!離せよ」
必死に掴まれた手を
振り払おうとするけど
勝てるわけもなく、
体力だけが消耗していく。
リーダーってこんなに力あったっけ?
あっ、そう言えば
岡田氏の紹介で格闘技習い始めたから
力ついたのかも……
って、そんなこと
考えてる場合じゃない!
どうやって脱出するか考えないと……