素晴らしき世界
第12章 サプライズ大作戦
施設内にあるベンチに座る。
智「重くない?」
「大丈夫、ありがとう」
智「2人とも楽しそうだね」
俺たちは雅紀と潤に視線を向ける。
ガッツポーズしたり、
悔しがったり忙しそう。
「こうやって見てると、
子どもなのにな……」
智「どうしたの急に?」
「一日、久しぶりに一緒に過ごして
成長してるなって思ったんだ」
朝の切符を無くした和に
優しく諭していた雅紀。
その後、和を優しくフォローした潤。
知らないうちに、
大人に近づいているんだな……
智「寂しいの?」
心配そうに顔を覗き込んできた。
「楽しみだよ。
どんな大人に成長するのか……」
一時間程したら、二人が戻ってきた。
雅「抱っこ交代するよ」
ひょいっと和を持ち上げて抱っこした。
「大丈夫だよ?」
潤「せっかくだから、智さんとしてきなよ?
なかなか面白いよ!」
智「翔、行こうぜ!」
智が立ち上がり俺の腕を掴み、
引っ張っていった。
智とこうやって遊ぶのも久しぶりだな……
智「何か、デートみたいだね」
智が嬉しそうに話すから
「油断禁物!」
パチンコ玉はホームランZONEに入った。
智「あっ、ズルい!」
「やったね!」
二人で童心に返って遊びまくった。
暫くすると、和が起きたので
色々な場所で遊んだ。
雅「ねぇ、最後に観覧車乗ろうよ」
和「のりたーい」
俺たちは観覧車に向かった。
観覧車に乗る前に従業員さんが、
「記念撮影、どうぞ。
買う買わないは、後から決めれますので」
和「しゃしん、とるー」
俺たちも撮影場所に立った。
するとカメラマンさんの後ろに智がいた。
「智! 」
俺が手招きしすると首を横に振る。
潤「智さんも撮ろう」
雅「ねぇ、早く早く!」
こうと決めたら、梃子でも動かないからな……
すると和が智のもとへ走っていく 。
和「いっしょ、いや?」
智「嫌じゃないよ」
和「じゃあ、とる!」
智「でも……
家族で取った方がいいでしょ?」
智がしゃがみ込んで和を見る。
「さと……」
すると和が智の頭を叩いた。
和「さとし、かぞく。
だからいっしょ、とる!」
和は智の手を引っ張ってこっちに来る。
「じゃあ、撮りまーす。ハイ、チーズ」
出来上がった写真には
嬉しそうに笑う4人と、
涙を浮かべる智が写っていた。
智「重くない?」
「大丈夫、ありがとう」
智「2人とも楽しそうだね」
俺たちは雅紀と潤に視線を向ける。
ガッツポーズしたり、
悔しがったり忙しそう。
「こうやって見てると、
子どもなのにな……」
智「どうしたの急に?」
「一日、久しぶりに一緒に過ごして
成長してるなって思ったんだ」
朝の切符を無くした和に
優しく諭していた雅紀。
その後、和を優しくフォローした潤。
知らないうちに、
大人に近づいているんだな……
智「寂しいの?」
心配そうに顔を覗き込んできた。
「楽しみだよ。
どんな大人に成長するのか……」
一時間程したら、二人が戻ってきた。
雅「抱っこ交代するよ」
ひょいっと和を持ち上げて抱っこした。
「大丈夫だよ?」
潤「せっかくだから、智さんとしてきなよ?
なかなか面白いよ!」
智「翔、行こうぜ!」
智が立ち上がり俺の腕を掴み、
引っ張っていった。
智とこうやって遊ぶのも久しぶりだな……
智「何か、デートみたいだね」
智が嬉しそうに話すから
「油断禁物!」
パチンコ玉はホームランZONEに入った。
智「あっ、ズルい!」
「やったね!」
二人で童心に返って遊びまくった。
暫くすると、和が起きたので
色々な場所で遊んだ。
雅「ねぇ、最後に観覧車乗ろうよ」
和「のりたーい」
俺たちは観覧車に向かった。
観覧車に乗る前に従業員さんが、
「記念撮影、どうぞ。
買う買わないは、後から決めれますので」
和「しゃしん、とるー」
俺たちも撮影場所に立った。
するとカメラマンさんの後ろに智がいた。
「智! 」
俺が手招きしすると首を横に振る。
潤「智さんも撮ろう」
雅「ねぇ、早く早く!」
こうと決めたら、梃子でも動かないからな……
すると和が智のもとへ走っていく 。
和「いっしょ、いや?」
智「嫌じゃないよ」
和「じゃあ、とる!」
智「でも……
家族で取った方がいいでしょ?」
智がしゃがみ込んで和を見る。
「さと……」
すると和が智の頭を叩いた。
和「さとし、かぞく。
だからいっしょ、とる!」
和は智の手を引っ張ってこっちに来る。
「じゃあ、撮りまーす。ハイ、チーズ」
出来上がった写真には
嬉しそうに笑う4人と、
涙を浮かべる智が写っていた。