素晴らしき世界
第12章 サプライズ大作戦
おもちゃ王国を出た俺たちは
隣接するホテルに向かう。
チェックインを済ませ、部屋に入ると
雅紀がベッドに飛び込んだ。
雅「うーん、気持ちいぃー!」
ゴロゴロしているのを見て、
和「かずもー!」
ベッドの上でピョンピョン跳ねている。
潤「こら、二人ともコート脱ぐ」
雅和「はーい」
自分のコートをハンガーに掛けたあと、
雅紀と和のコートを受け取った。
暫く、部屋でゆっくりした後
夕食へと向かった。
バイキングスタイルで、
それぞれが好きなものを山盛りして、
『野菜も食え!』って、潤に怒られていた。
ご飯を食べ終わり、コーヒーを飲んでいると
潤「俺、ちょっと先に戻るね?」
俺たちに声をかけて部屋に戻った。
「和、お腹一杯になった?」
和「うん」
「ケーキ食べないの?」
和「だいじょーぶ」
珍しいな……
いつもなら、いっぱい食べるのに……
まぁ、ご飯いっぱい食べてたからな。
「さて、戻るか?」
和「はーい」
部屋に戻る途中にお土産屋さんがあった。
智「ちょっと、見ていかない?」
有給も取らせて貰ったから、
買っておいた方がいいな……
「うん」
雅「俺と和は、先戻るね?」
「わかった」
手を繋いで二人も部屋に戻る。
智とお土産を物色して
会社の分と、家の分のお土産を買った。
智「さて、帰りますか」
「結局、買わなかったの?」
俺の問いかけにテヘッと笑っていた。
部屋に戻り、
ドアを開けると真っ暗だった。
疑問に思いながらも俺は、
照明のスイッチを入れた。
雅潤「翔にぃ、誕生日おめでとう!」
和「おめでとー!」
雅紀と潤がホールケーキを持っている。
和がこっちに向かって走ってくるから、
しゃがんで受け止めた。
智がライターでロウソクに火をつける。
智「ほら、早く消して」
俺は、『3』『4』の数字の上に灯る火を
勢いよく吹き消した。
雅「ビックリした?」
「……うん」
潤「作戦、成功だね!」
和「やったー!」
雅紀と潤がハイタッチして、
和は俺に抱っこされながらバンザイをした。
「今日の旅行って……」
潤「俺たちからの誕生日プレゼント」
雅「喜んでくれた?」
前がよく見えないや……
「ありがとう……
俺には勿体ないくらいのプレゼントだよ……」
小さな和の肩に顔を埋めた。
隣接するホテルに向かう。
チェックインを済ませ、部屋に入ると
雅紀がベッドに飛び込んだ。
雅「うーん、気持ちいぃー!」
ゴロゴロしているのを見て、
和「かずもー!」
ベッドの上でピョンピョン跳ねている。
潤「こら、二人ともコート脱ぐ」
雅和「はーい」
自分のコートをハンガーに掛けたあと、
雅紀と和のコートを受け取った。
暫く、部屋でゆっくりした後
夕食へと向かった。
バイキングスタイルで、
それぞれが好きなものを山盛りして、
『野菜も食え!』って、潤に怒られていた。
ご飯を食べ終わり、コーヒーを飲んでいると
潤「俺、ちょっと先に戻るね?」
俺たちに声をかけて部屋に戻った。
「和、お腹一杯になった?」
和「うん」
「ケーキ食べないの?」
和「だいじょーぶ」
珍しいな……
いつもなら、いっぱい食べるのに……
まぁ、ご飯いっぱい食べてたからな。
「さて、戻るか?」
和「はーい」
部屋に戻る途中にお土産屋さんがあった。
智「ちょっと、見ていかない?」
有給も取らせて貰ったから、
買っておいた方がいいな……
「うん」
雅「俺と和は、先戻るね?」
「わかった」
手を繋いで二人も部屋に戻る。
智とお土産を物色して
会社の分と、家の分のお土産を買った。
智「さて、帰りますか」
「結局、買わなかったの?」
俺の問いかけにテヘッと笑っていた。
部屋に戻り、
ドアを開けると真っ暗だった。
疑問に思いながらも俺は、
照明のスイッチを入れた。
雅潤「翔にぃ、誕生日おめでとう!」
和「おめでとー!」
雅紀と潤がホールケーキを持っている。
和がこっちに向かって走ってくるから、
しゃがんで受け止めた。
智がライターでロウソクに火をつける。
智「ほら、早く消して」
俺は、『3』『4』の数字の上に灯る火を
勢いよく吹き消した。
雅「ビックリした?」
「……うん」
潤「作戦、成功だね!」
和「やったー!」
雅紀と潤がハイタッチして、
和は俺に抱っこされながらバンザイをした。
「今日の旅行って……」
潤「俺たちからの誕生日プレゼント」
雅「喜んでくれた?」
前がよく見えないや……
「ありがとう……
俺には勿体ないくらいのプレゼントだよ……」
小さな和の肩に顔を埋めた。