素晴らしき世界
第14章 可愛すぎる理由
【翔side】
相葉ちゃんとニノのおふざけ喧嘩の
仲裁をしつつ智を見ると、
テーブルに顔を伏せて寝てしまった。
まぁ、寝ているふりなんだけどね?
嵐が集まるときはいつも
『やきもち智』が顔を覗かせる。
メンバーに俺が
取られちゃうって思うみたいで……
『そんなことないよ』って
言えばいいんだけど、
どうしても可愛い智が見たくなる。
どんだけ俺の事、好きなの!って
実感できて幸せな気分になる。
でも、いつもと様子が違う……
いつもなら伏せながらも
チラチラと俺のことを見ているのに
微動だにしない。
疲れているのかなぁ?
そんな事を考えていると、
楽屋のドアをノックする音が聞こえた。
「失礼します。
そろそろメイクと着替えお願いします」
「「「「わかりました」」」」
智以外が返事をした。
「よし、行きますか。
大野さん、起きてよ?」
松潤が立ち上がり、智の身体を揺らす。
「ん、なに?」
目を擦りながら智が顔を上げる。
少し頬が赤い?
「おじさん……
寝ぼけてないで、準備するよ?」
ニノに連れられて
相葉ちゃんと共に智は楽屋を出る。
少し足元が覚束無い感じだった。
寝起きのせいかな?
「どうしたの?」
潤が俺の顔を覗き込む。
「ん、なんでもない……」
「相葉さんとニノに嫉妬してるの?」
ニヤニヤしながら聞いてくる。
「してねーよ。俺は愛されてるからな」
「心配するだけ、無駄か」
松潤がクスッと笑った。
「そっちこそ、どうなの?」
前の三人を見つめる。
「えっ?俺?……してるよ」
しれっとブッ込んできた。
「マジ?全然、見えないんだけど」
「見せてないからね。
あっちは余裕な感じじゃん?
嫉妬もしないし、『好き』とかも
言ってくれない。ふと思うんだ……
俺ばっかりが好きなんじゃないかって」
いつもはクールでカッコいいはずの
松潤が影を潜め、悲しそうな顔をした。
そして、その顔は苦笑いに変わった。
「ごめん、今の忘れて……」
きっと、『好き』の気持ちか大きすぎて
気が付いてないだけ。
自分すら気付かないサインを送ってる。
だって、今だってチラッと松潤見てたよ?
教えてあげたかったけど、
自分で気付かなきゃダメだから……
でも、俺も気ついてなかった。
彼のあるサインに……
相葉ちゃんとニノのおふざけ喧嘩の
仲裁をしつつ智を見ると、
テーブルに顔を伏せて寝てしまった。
まぁ、寝ているふりなんだけどね?
嵐が集まるときはいつも
『やきもち智』が顔を覗かせる。
メンバーに俺が
取られちゃうって思うみたいで……
『そんなことないよ』って
言えばいいんだけど、
どうしても可愛い智が見たくなる。
どんだけ俺の事、好きなの!って
実感できて幸せな気分になる。
でも、いつもと様子が違う……
いつもなら伏せながらも
チラチラと俺のことを見ているのに
微動だにしない。
疲れているのかなぁ?
そんな事を考えていると、
楽屋のドアをノックする音が聞こえた。
「失礼します。
そろそろメイクと着替えお願いします」
「「「「わかりました」」」」
智以外が返事をした。
「よし、行きますか。
大野さん、起きてよ?」
松潤が立ち上がり、智の身体を揺らす。
「ん、なに?」
目を擦りながら智が顔を上げる。
少し頬が赤い?
「おじさん……
寝ぼけてないで、準備するよ?」
ニノに連れられて
相葉ちゃんと共に智は楽屋を出る。
少し足元が覚束無い感じだった。
寝起きのせいかな?
「どうしたの?」
潤が俺の顔を覗き込む。
「ん、なんでもない……」
「相葉さんとニノに嫉妬してるの?」
ニヤニヤしながら聞いてくる。
「してねーよ。俺は愛されてるからな」
「心配するだけ、無駄か」
松潤がクスッと笑った。
「そっちこそ、どうなの?」
前の三人を見つめる。
「えっ?俺?……してるよ」
しれっとブッ込んできた。
「マジ?全然、見えないんだけど」
「見せてないからね。
あっちは余裕な感じじゃん?
嫉妬もしないし、『好き』とかも
言ってくれない。ふと思うんだ……
俺ばっかりが好きなんじゃないかって」
いつもはクールでカッコいいはずの
松潤が影を潜め、悲しそうな顔をした。
そして、その顔は苦笑いに変わった。
「ごめん、今の忘れて……」
きっと、『好き』の気持ちか大きすぎて
気が付いてないだけ。
自分すら気付かないサインを送ってる。
だって、今だってチラッと松潤見てたよ?
教えてあげたかったけど、
自分で気付かなきゃダメだから……
でも、俺も気ついてなかった。
彼のあるサインに……