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ぼくだけのもの

第1章 つないだ手

いつもの帰り道。
電車への道を急ぐ。

ぼくの名は、
二宮和也。
アイドルとして活動している。

後ろからバタバタと
誰かが追いかけてくる。

「一緒にかえろ〜よ〜。」

…あっまたきた。

その声の主は、
相葉雅紀。

帰る方向が同じで、いつも声をかけてくれる。
ぼくは、いじめられていたから、
人間関係がニガテなんだ。
自分から仲良くしたり、親しくしたり、
そういったこと、出来ないんだ。

だからいつも隅っこにいたぼくに
「ね〜ね〜、総武線なんだよね?一緒に帰らない?」
って声を掛けてくれた、相葉さん。

今、レッスンが続いているのも
彼のおかげかもしれない。

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