テキストサイズ

ぼくだけのもの

第1章 つないだ手

雅紀とはいつも一緒にいた。
レッスンの行き帰りはもちろん、
よく僕らシンメトリーで活動していた。
ダンスも歌も、ニコイチだった。

そんな彼とまさか、
嵐としてデビューするとは
思ってもいなかった。

社長に呼ばれたぼくは、
雅紀を呼べと呼ばれて、
僕ら5人で嵐になった。


デビューが決まり、ハワイで会見も行った。
そのハワイの夜だった。

雅紀とぼくは2人で1部屋だった。

潤はまだ小さくて、翔くん翔くん言って、
ベタベタしている。
大野さんは、いったい何をしていいのか、
わからないといった表情で過ごしていた。
フォローしないとな、、と思いながら、
雅紀と部屋に戻った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ