テキストサイズ

オムツン

第26章 二十六枚目

コンコン…

秘密の部屋をノックする。

「どうぞ、入りなさい」

中からレオナのハスキーな声が響く。

…入りなさい、か。

私は少し緊張して、ドアを開ける。

正面にレオナが座っていた。

黒いドレスに編み上げブーツを履き、足を組んで深紅の椅子に腰掛け、私をじっと見ていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ