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キョウダイ

第9章 好きな人





「ああぁ〜っ……!」



悲鳴のような喘ぎ声。



あたしのあそこの中の柊斗のモノもびくんびくんとなる。



それが、気持ちいい。



「葵ちゃん……夢みたいだ……」



うめき声と共に柊斗が呟いた。



優しくあたしの頬に手をやる。



綺麗な薄茶色の瞳が艶やかに光る。



吸い込まれるように唇を重ねる。



幸せな気分でキスをする。





「ごめん、葵ちゃん……」




唇を離して柊斗が言う。




「また、したくなっちゃった」




甘えるような眼差し。



たぶん、コンドームで処理した直後なんだと思う。




「キスしただけで、こうなっちゃう」




いったばかりなのに。




また、大きくなっている。




たらり。




冷や汗。




「えっと、柊ちゃん……?」




あたしの体はなんだかぐったりしている。




「大丈夫、またイカせてあげるよ?」



色っぽい眼差しがぎらりと、獣のような妖しさを放った……。



それから。



何度も抱かれた。



いったばかりのあたしの体はやたらと敏感になっていて、何度もいった。



ずっといきっぱなし。




それなのに、許してくれなくて……。




いろんな格好もさせられて、でもあたしが嫌がる事はしない。



上になったり。



下になったり。



後ろからだったり。




もう、だめ。




気持ち良すぎて。




あたしは意識を手放した。

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