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キョウダイ

第12章 悪い子





吸い込まれそう。




気付いたら、つい、ふらふらと。




ちゅっ、




自分から柊斗にキスしていた。




「……!」




驚いたような顔。



瞳を大きく開いて、あたしを見つめ、うっすらと顔が赤くなった。



あれ?




隠すように口を押さえて、横を向いている。




照れてる。



可愛いっ。



「柊ちゃん……?」



「もう、だめ、限界っ。ってゆうか、反則だよ、葵ちゃんってばっ」



ざばぁっ。



また、急に抱き上げて、今度は浴槽の淵に座らされた。



不安定な場所だけど、一番角が、コーナーっぽくなってて、少し広い。



いきなり片足を持ち上げられて、あたしの足の間に、綺麗な顔を埋めて、舐められる。



同時に指をあたしのあそこに突き立てられる。




「あぁっ……!いきなりっ……あ〜っ!」




いきなりだった。




激しい舌づかい。




指も同時にクリトリスや、あそこの中まで刺激される。



ぴちゃぴちゃぴちゃ……。



浴室だから、卑猥な音が妙にやらしく響いてしまう。



あたしのあそこから、愛液が溢れて、つつっと垂れていくのが分かる。



「あ〜っ!柊ちゃんっ……!気持ちいいっ!」



あたしの声もうるさいくらい響いている。



だけど、声を我慢できないっ。




快感で目の前がちかちかする。




悶えながら、手を伸ばし、ふっと霞む目に入ったモノがあった。



柊ちゃんのおちんちん……。



さっきあたしのお尻をつんつんしたもの。



そこから何故か目が離せない……。



少し手を伸ばせば、届く。



思わずあたしは柊斗のおちんちんを、むんずと握りしめた。



「……はっ、葵ちゃん……?」



柊ちゃん……、急に色っぽい声になった。



だって、攻められて、ばかりだもの……。



やり方とか分からない。



ただ握りしめたまま、手を動かした。



とりあえず上下に。



柊斗の息が荒くなる。



興奮しているのか、瞳が野生の動物みたいに、ギラギラしている。



その表情に欲情する。




気持ちよさそうな顔。

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