
Everlasting Love
第48章 秘密の関係
聖輝「あっあの…」
まーくんは何も言わず、僕の部屋に上がり込んでテーブルのそばの床に座り込んだ。
相葉「……。」
聖輝「あっあの…まーく」
相葉「何ですぐ解除してくれなかったの?」
聖輝「えっ?」
相葉「オートロック、何ですぐ解除しなかったの?」
聖輝「えっと…ちょっと片付けしてて…気づかなくて…」
相葉「あいつらと一緒にいたんだろ?」
聖輝「えっ?」
相葉「あいつらと楽しくおしゃべりとかしてたから出なかったんだろ?」
聖輝「いやっ…えっと…」
相葉「やっぱりそうなんだ、俺が追い出してって言ってもすぐに追い出してくれなかったもんね。」
聖輝「いや、それは…」
相葉「電話してる時もあいつらの声でうるさかったし、聖輝はすぐに折り返しの電話くれないし…気になったからここに来たの。」
聖輝「ごっごめんなさい…」
相葉「ねぇ…聖輝は誰のもの?俺のものでしょ?!彼氏を優先するのが当たり前でしょ?!」
聖輝「ごっごめんなさい!」
相葉「たった2週間だけの関係だけどさ…俺は1分1秒無駄にしたくないの!分かる?!」
聖輝「はっはい…」
相葉「聖輝にとって俺との関係は遊び感覚かもしれないけど、俺は真剣なんだよ!!真剣に聖輝と付き合いたいって思ってるのに…何だよこれ…俺だけ張り切ってるみたいでさ…」
相葉「ははっ、そうだよな…だって聖輝は松潤の気持ちを断つ為だけに俺と付き合ってるもんね…松潤への気持ちさえ消えたらふら〜っとどっかいくもんね…」
相葉「…ごめん…聖輝に余計な負担かけちゃったね…もういいや…たった3日だけだったけど…俺に付き合ってくれてありがとう…じゃあ。」
ガシッ!!
聖輝「まっ待ってください!!」
相葉「なに?」
聖輝「確かに…僕達の関係は…恋人であって恋人ではないようなものだよ…でも!!僕だって…真剣にまーくんと付き合いたいって思ってる!!」
相葉「嘘だよ…だってLINEも電話も全然返してくれないし…」
聖輝「それは!!それは…僕が…好きだった女の子に同じことをして…嫌がられたから…」
相葉「えっ…?」
