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Everlasting Love

第48章 秘密の関係



聖輝「ごめんなさい…恋愛には興味がないって言ってたけど…僕…中学生の頃好きな人がいたの…」


聖輝「僕…その人のことが好きで好きで…何とかして付き合いたいって思って…メールや電話を…しつこくしてた…」


聖輝「でも…その人にとって僕からしつこく来るメールや電話が…ストレスだったって分かって…」


聖輝「だから僕…相手の人に余計なストレスを与えないように…本当はLINEや電話たくさんしたいけど…我慢しているの…」


相葉「…そうだったんだ…」


聖輝「僕は…女性へのアプローチの仕方が下手くそで…相手の気持ちも考えずにただ自分の気持ちをぶつけちゃうの…」


聖輝「だから…まーくんのことを…女の子だと思って…上手なアプローチの仕方を…勉強したい…」


相葉「聖輝……」


聖輝「…でも…僕…まーくんを不安な気持ちにさせちゃった…これじゃ彼氏として失格だよね…」


相葉「…ううん…悪いのは俺だよ…」


聖輝「えっ…?」


相葉「俺さ、昔っから嫉妬深くてさ…彼女が男と一緒にいるのも許せないし、付き合いが長くなると彼女の友達にまで嫉妬しちゃうんだよね!」


相葉「だから…さっきもさ…すばると村上と楽しそうにしてるって思うと…落ち着かなくて…」


相葉「ごめんね…俺…重いししつこいし…最悪だよね…」


聖輝「ううん、そんなことないよ!自分が治さないとって自覚することは…生まれ変わろうとしている証拠だよ…?」


相葉「でも…俺聖輝傷つけたし…」


聖輝「それはお互い様だよ?僕も…まーくん傷つけちゃったから…」


聖輝「ねぇまーくん…これからは…お互いのことをよく考えて…付き合お?」


相葉「…俺で…いいの…?」


聖輝「うん、この2週間…僕は…まーくんの恋人になります。」


相葉「聖輝……聖輝ー!!」


まーくんは泣きじゃくりながら僕に抱きついてきた。


抱き締められた腕は、強く、暖かく、そしてわずかに震えていた。


僕がまーくんを支え、まーくんが僕を支える。


これからはお互いのことを想ってしっかりと向き合うことを誓った。

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