
Everlasting Love
第49章 大嫌い
光樹『聖輝、風邪大丈夫か?早く直して元気出せよ?』
聖輝「……。」
僕は光樹くんに嘘をついた。
親友に嘘をつくのは心が痛いけど…とても学校に行ける状態じゃなかった。
昨日のことが頭から離れなくて…心身共に疲労が積み重なる。
まーくんにも連絡しようと思ったけど……
松本『もう俺達を巻き込まないで…嵐に関わらないで…』
聖輝「…関わらないで…か…」
とうとう嫌われちゃったなぁ…
まぁ、僕も大嫌いって言ったし…気持ちは完全に冷め切った。
聖輝「…ハァ……」
〜♪♪♪
聖輝「……。」
〜♪♪♪
〜♪♪♪
〜♪♪♪
聖輝「…ハァ……」
ピッ
聖輝「はい、涼野です。」
『もしもし?横山やけど…』
聖輝「あぁ、横山さん…」
横山『えっテンション低ない?』
聖輝「えっ?そっそんなことないですよ?」
横山『嘘や、何か嫌そうに電話してるし…』
聖輝「そっそんなことないですよ!それより何の用ですか?」
横山『いやぁ〜今日よかったらメシ食いに行かへん?』
聖輝「すみません、今日はちょっと…」
横山『はぁ?!何やねん!しょーもな!』
聖輝「ごめんなさい…また今度」
横山『美味しいチョコレートパフェがある店やねんけどなぁ〜』
聖輝「……ごめんなさい…」
横山『チョコレートフォンデュも注文できるお店なんやけどなぁ〜』
聖輝「いっ…ごめんなさい…」
横山『お店こだわりのチョコレートケーキがあるお店なんやけどなぁ〜』
聖輝「ゔっ…ごめんなさい…」
横山『手作りのサックサクのチョコレートパイが楽しめるお店』
聖輝「行きます!」
横山『よーし!ほんならすぐ迎えに行くわ。』
聖輝「分かりました!」
ピッ
聖輝「……しまった…ついチョコレートの誘惑に負けてしまった…!!」
僕って本当ちょろい……
