無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

聖輝「こんばんわ、横山さん。」


横山「よっ、お子ちゃま。」


聖輝「むっ！また僕をお子ちゃま扱いして…！！」


横山「ええやん、ガキやねんから。」


聖輝「むぅ…！！」


横山「あぁ〜腹減ったなぁ…」

こんな時に…ご飯食べに行くなんて…

ヨコには悪いけど…とても楽しめる気分じゃない…

横山「着いた着いた、あの店やで。」


聖輝「あっはい…」


連れて来られたお店はとてもおしゃれなご飯屋さんだった。


横山「腹減ったなぁ…どれにする？」


聖輝「えっ？えっと……」


横山「何や、決まらへんかったら最初こっちで適当に頼むで？」


聖輝「あっじゃあ…お任せします。」


横山「分かった、すんませーん！」


聖輝「……。」

ヨコ一人とは初めてプライベートで会うのに…こんな気分なんて……

横山「それにしても、お前って本間赤ちゃんみたいな顔してるよな。」


聖輝「…えっ？そっそうですか？」


横山「うん、いつかドラマで赤ちゃん役のオファー来るんちゃうん？」


聖輝「きっ来ませんよ…そんなの…」


横山「分からへんやん！身体は大きくても顔だけ出しとけば十分通用するわ。」


聖輝「そう…ですかね…」


横山「……。」


聖輝「……なっ何ですか…？」


横山「お前…やっぱり変やぞ？」


聖輝「へっ変って…どこがですか？」


横山「全体的に。」


聖輝「全体的に…？」


横山「だってさ、いつもやったら『赤ちゃんじゃないもん！！』って手振り回してんのに…」


聖輝「あっいや…おっ大人になったんですよ！大人に！」


横山「はぁ？大人？」


聖輝「そっそうですよ！僕18歳ですからね！」


横山「ふーん…しょーもな。」


聖輝「えっ？！」