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Everlasting Love

第49章 大嫌い



横山「お前はガキらしくはしゃいどったらええねん。」


聖輝「ガキらしくって…」


横山「だってそれがお前の魅力やん。」


聖輝「魅力…?」


横山「そう、そのベビーフェイスと赤ちゃんみたいな性格があるからこそ、お前人気あるねんで?」


聖輝「18歳で赤ちゃんみたいな性格って…イタくないですか?」


横山「普通やったらな、でもお前やったらむしろ愛嬌があってええねん!」


聖輝「愛嬌…」


横山「その顔でその性格、声はまさにピッタリやと思うし。」


聖輝「でも…いつまでもこのキャラじゃ…」


横山「キャラとか言うなや!それが素のお前なんやろ?ほんならそのまま勝負したらええやん!」


聖輝「勝負……」


横山「キャラ作って売れるより、素の自分出して売れる方が嬉しいやん?」


聖輝「そうですかね…?」


横山「だって素の自分が認められるってことは、本当の自分を見てくれてるってことやろ?こんなことなかなかないで?」


聖輝「本当の自分を…見てくれてる…」


横山「そう!やから、お前はお前らしく生きてたらええねん。」


聖輝「横山さん…」


横山「まぁ、いつまでもバブバフ言われたらこっちも困るけどな。」


聖輝「ばっ?!僕赤ちゃん言葉なんて使ったことないですよ!!」


横山「本間かぁ〜?一回くらいはあるやろ?」


聖輝「ないですよ!!」


横山「お前…俺の誕生日会の時おかんに変装した時俺のこと赤ちゃん扱いしたやろ?」


聖輝「えっ?あっ…」


横山「あれは正直無理あったな、顔が童顔すぎるもん。」


聖輝「だっだって…いつも赤ちゃん扱いされて悔しかったから…」


横山「悔しかったからって、あははっ!」


聖輝「悔しいもん!!」


横山「あははっ!!」


聖輝「笑いごとじゃないですよ!!」


横山「あははっ!!はぁ〜…元気出たやん。」


聖輝「えっ?」

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