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横山「そろそろ来る頃やな…」


聖輝「……。」


ガラガラ…


横山「おっ来た来た！」


聖輝「あっ…！！」


横山「待っとったで、ヤス。」


安田「こんばんわ。」


聖輝「やっ安田さん…！！」


横山「な？お前のヒーローやろ？」


安田「ヒーロー？」


聖輝「あっ…はい…」


確かに、ヤスにはいろいろ励ましてもらったことがある。


安田「涼野くん…顔色あんまりよくないけど大丈夫？」


聖輝「えっ？」


横山「せやねん！こいつな、俺と一緒におっても楽しそうにせえへんねん！」


安田「そうなんや…」


聖輝「そっそんなことないですよ？元気元気！」


横山「……。」


安田「…元気やないね。」


横山「やろ？」


聖輝「……。」


安田「涼野くん、話したくないこともあるかもしれへん。でも、話せる範囲でええから…教えてくれへんかな？」


聖輝「安田さん…」


横山「…10分時間やるわ、話したくなったら自分のタイミングで話したらええ。」


聖輝「横山さん…」


安田「せやね、無理やり聞くのって一番あかんことやもんね。」


横山「よし、今から10分間な。」


聖輝「……。」