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Everlasting Love

第49章 大嫌い



安田「……。」


横山「……。」


聖輝「……。」


沈黙が続いて7分が経過した。


僕はもちろん、ヨコもヤスも…一言もしゃべっていない。


2人は何もせず、ただじっと僕が何かを話すことを待ってくれている。


2人の顔はまさに真剣で…僕のことを本気で心配してくれている様子だった。


聖輝「……。」

あのことしゃべると…まーくんとの関係がバレちゃう…

でも…このまま一人で抱え込むのも辛い……

もうすぐ特番の収録があるから…変にギクシャクした関係のまま収録するのも嫌だし…

聖輝「……。」


安田「……。」


横山「……。」


聖輝「……。」


横山「……10分経ったわ。」


安田「そっか…僕らの負けかぁ…」


横山「まぁ、よっぽどしゃべりたくないことやってんな。」


安田「涼野くん…僕らいつでも待ってるからね?」


聖輝「……。」


横山「今日はもうお開きにするか、こいつもそんな気分ちゃうやろし。」


安田「そうやね、涼野くん帰」


聖輝「あの…」


横山「しゃべった…」


聖輝「あの……話…聞いてくれませんか…?」


安田「えっ…」


聖輝「僕の話…聞いて…くれませんか?」


横山「お前…しゃべりたくないんちゃうの?」


聖輝「…正直…人に話せることではないです…でも…1人で抱え込むのも辛くて……」


安田「…分かった、ゆっくり…自分のペースでしゃべりよ?」


聖輝「はい……」


僕は2人に話した。


ニノから松潤のことを聞いたこと。


お互い理由があってまーくんと期間限定でお付き合いしていること。


翔くんと松潤にまーくんとの関係がバレたこと。


そして…松潤とケンカしたこと…


包み隠さず2人に全部話した。

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