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曽川「涼野くん、調子はどう？」


聖輝「はっはい！だっ大丈夫です！」


波野「さっきリラックスできるおまじないしてもらったもんね。」


曽川「おぉ〜そりゃあよかったね〜」


聖輝「はっはい…！」

でも…ここに来たら一気に緊張が増してくる…！！

「涼野くん！そろそろ…いい？」


聖輝「はっはははい！！」


波野「頑張れ！」


曽川「落ち着いて！」

どうしよう…緊張が止まらない…！！

初特番のMC…

今更だけど…こんな大役…僕に務まるのだろうか…

波野「涼野くん、初特番でMCに抜擢されて緊張するのは当たり前だよ。でもね、失敗を恐れて番組に挑むよりむしろ思いっきり楽しんだ方がいい番組になると思う。」


聖輝「思いっきり楽しむ…」


波野「だってMCが楽しまないとゲストも楽しめないでしょ？MCの役割って番組を進めるだけじゃなくて、ゲストのモチベーションも上げることも大切なんだよ。」


聖輝「ゲストのモチベーションを上げる…」

そっか…僕がガチガチで番組を進めたら…周りの人達も楽しくないかも…

聖輝「…波野さん、ありがとうございます。ちょっと緊張が解れました！」


波野「そう、よかった。」


曽川「よーし！そろそろ収録始めるか！」


「はい！えっと、ゲスト大丈夫？」


「はい！全員スタンバイOKです！」


「じゃあ…涼野くん行こっか！」


聖輝「はっはい！！」


波野「涼野くん！思いっきり楽しんで！」


曽川「きみの好きなようにしていいからね！」


聖輝「がっ頑張ります！！」


「それでは…本番5秒前！4…3…2…1…どうぞ。」


ADさんの合図とともに…


特番の収録が始まった。