
Everlasting Love
第53章 それぞれの気持ち
まーくんと別れて数日が経った。
別れた時はすごく悲しくて、親友の光樹くんに感情を誤魔化すのもギリギリだった。
でも、今はもう大丈夫。
思っていた以上に引きずってなくて、むしろ気持ちがスッキリしている。
聖輝「期間限定でよかったかもしれない…」
〜♪♪♪
聖輝「あっ……」
最近ずっとかかってくる電話。
僕の恋い焦がれていた人からの着信。
ついこの間の僕だったら喜んで電話に出るだろう。
聖輝「……。」
〜♪♪♪
〜♪♪♪
〜♪♪
聖輝「……。」
もう知らない…
関わりたくない……
だってあの人は…
僕の気持ち全然分かってないから……
聖輝「ハァ…着信拒否しようかな…」
〜♪♪♪
聖輝「あれ?」
櫻井さんからだ…
聖輝「何だろう…?」
ピッ
聖輝「はい、もしもし。」
『……。』
聖輝「あの…櫻井さん?」
『涼野くん……』
聖輝「えっ…?」
この声……
聖輝「あっあの…あなた…」
松本『…松本だけど…』
聖輝「??!」
松本『あの、涼野く』
プチッ
聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…!!」
何で…何で櫻井さんの携帯から…?!
〜♪♪♪
〜♪♪♪
聖輝「嫌…やめて!!」
僕はすぐにスマホの電源を落とした。
聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…」
何なのあの人……
聖輝「……。」
寝よ……
