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聖輝「ゔっ…ゔぅっ…！！」


大野「お前だって…苦しいんだろ？松潤と元の関係に戻りたいだろ？」


聖輝「ぐすっ…ひっく…！！」


大野「苦しいのはお前だけじゃない…松潤も同じだ。」


大野「でも、あいつの苦しみはあいつ自身じゃ解決することはできない…」


大野「お前から行動しないと…お前も松潤もずっと苦しめられる。」


聖輝「ひっく…ゔぅっ…！！」


大野「松潤に連絡してくれ、まだ間に合う……」


聖輝「でっでも…松本さん…！！」


大野「あいつ…結構諦めが悪いからな…今すぐ連絡したら会えると思う…」


大野「それを逃したら…今度こそ終わりだぞ？」


聖輝「終わ…り…？」


大野「どうする？」


聖輝「……。」

終わりって…松本さんとはもう会えないってこと…？

あの時のように笑って過ごせる関係には戻れないってこと…？

聖輝「……や……」


大野「えっ？」


聖輝「…やだ…松本さんと会えないなんて……嫌…！！」


ガシャンッ！


聖輝「ひぃっ！？」


手が震えて上手くスマホが持てない。


聖輝「あっ…あぁ…！！」


大野「…分かった。」


ポンッ


大野「俺が代わりに連絡する。」


聖輝「大野さん……」


大野「……もしもし？まだそっちにいる？」


聖輝「……。」


大野「…うん、うん…分かった、じゃあ。」


ピッ


大野「今駅の近くのコンビニにいるらしい、家の前まで来てくれるって。」


聖輝「えっ…？」


大野「言っただろ？あいつは結構諦めが悪いって。」


聖輝「ぐすっ……」


大野「ほら、俺も一緒に行くから…」


聖輝「ぐすっ…ひゃい……」


僕は大野さんに支えられながら、自宅へと戻った。