
Everlasting Love
第53章 それぞれの気持ち
大野「大丈夫か?」
聖輝「はっはい…すみません…」
大野「ったく…何で俺がお前のこと介抱しなきゃいけねぇんだよ…」
聖輝「すみません…」
大野「今度何かごちそうしろよ?」
聖輝「はい…」
大野さんって…こんなに優しい人だっけ…?
どうして僕達の仲を……
大野「…お前らには…ずっと仲良しでいてほしい…」
聖輝「えっ…?」
まるで僕の心が読まれたかのような言葉が返ってきた。
大野「…俺さ、こう見えてもお前のこと応援してるんだぞ?」
聖輝「応援…?」
大野「お前と松潤が…その…くっついたらいいのにって…」
聖輝「どっどうして…?」
大野「何でかなぁ〜?お前と松潤のツーショット見るのが好きだから?」
聖輝「ツーショット…」
大野「うん、お前をずっと笑顔にしてくれるのって…松潤しかいないんじゃね?」
聖輝「大野さん…」
大野「まぁ、どうなるかは本人達次第だけどな〜」
聖輝「……。」
大野「ほら、あの車。」
聖輝「えっ?」
家の前に、見覚えのある車が1台停まっていた。
大野「やっぱり優しいね〜、松潤は。」
聖輝「……。」
コンコンッ
大野さんは車の窓ガラスをノックした。
ガチャッ
松本「涼野くん……」
聖輝「…松本さん……」
大野「ほら、あとは2人で話せ。」
聖輝「……。」
大野「大丈夫だ、相手は松潤だぞ?しっかりしろ。」
松本「……。」
聖輝「…はい……」
僕はその場で大野さんと別れ、松本さんを自宅へ招いた。
大野「…頑張れよ……」
