
Everlasting Love
第54章 初恋
次の日。
桂一「おぉ〜!マドンナと一緒に帰ったんや!」
聖輝「まっまぁ…帰る途中にばったり会ってね…」
優誠「おぉ〜青春やなぁ〜!」
桂一「いいなぁ…クラスのマドンナと一緒に帰るなんて…」
優誠「で?どうやった?楽しかった?」
聖輝「うん…すごくドキドキしたけど…楽しかった!」
桂一「そっかそっか〜!」
優誠「好きな人と帰るって本間楽しいよな。」
桂一「うんうん、ようやくすずも理解してくれたんやな。」
聖輝「……。」
優誠「どないしたん?」
聖輝「…僕…永島さんのこと…本当に好きなんだなぁって思って……」
桂一「ほうほう。」
聖輝「何かね、見てるだけで癒されるっていうか…ずっとそばにいたいって思うんだ…」
優誠「うんうん。」
聖輝「僕…今までこんな気持ちになったことなかったから…すごく新鮮で…楽しいんだ。」
桂一「せやなぁ…片想いもまた楽しいねんよなぁ…」
優誠「そうそう、好きな人のことを想いながら寝たりしてな。」
桂一「そうそう!」
聖輝「好きな人のことを想いながら…」
優誠「で?これからどないするん?」
聖輝「えっ?どうするって?」
桂一「お前…まさか、このままでいいとか思ってへんよな?」
聖輝「このままって…ダメなの?」
優誠「あかんに決まってるやん!」
桂一「はぁ…涼野くんはまだまだお子様やったか…」
聖輝「おこっ…!?じゃあ…これからどうすればいいの?」
優誠「そんなん決まってるやん、気持ち伝えたらええねん。」
聖輝「えっ?」
