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桂一「そうそう、男は惚れたら告白するんが当たり前や。」


聖輝「こっ告白？！」


優誠「好きです！僕と付き合ってください！って言えばええねん。」


聖輝「いっいやいや！！そんなの言えないよ！！」


桂一「情けないわ〜、男やったらガツンと言えよ。」


聖輝「そんなこと言われても…振られるのがオチだし…」

僕の見た目や性格からしたら…

優誠「いいか？すず…男っていうもんはいざという時にバシッと決めなあかんねん。」


桂一「そうそう、振られるのを恐れて告白せぇへんのが一番あかん！」


優誠「好きって気持ちを伝えるだけでも大事なことやで？」


聖輝「気持ちを伝えるだけ…」


桂一「確かに永島ちゃんは人気あってライバルが多いかもしれへん。でもな、初めから臆病になってたら一生恋愛できひん。」


ぽんっ


桂一「すず、俺はお前に恋愛の楽しさを体験してほしい。」


聖輝「桂くん…」


優誠「すず、男なら一歩踏み出せ。」


聖輝「優誠…」

そうだ…僕は男だ……

今まで周りから可愛い可愛いって言われてきたけど……

本当はカッコいい男になりたい……

優柔不断な自分を出している場合じゃない…

今僕にできることは…

男だってことを…

改めて証明すること……

聖輝「僕…やってみる…」


聖輝「僕の気持ち…永島さんに伝えるよ。」


優誠「おぉーっ！」


桂一「よく言った！それでこそ男や！」


優誠「頑張れよ！すず！」


聖輝「うん！」


僕は人生初の告白をすることを親友達の前で誓った。